JICA海外協力隊の世界日記

純風満帆なバウカウ生活

Kites rise highest against the wind ~ not with it ~

どーも、一歳また年を重ねたティモール在住の小林です。

先日、ここ東ティモールバウカウにて新たな試みを行いました。それは「東ティモール風の誕生日を過ごす」です。

東ティモールはインドネシアに習って、誕生日は(誕生日の)本人が招待客をもてなす文化となっています。つまり、本人がケーキや食事などを全ての準備を行い、招待客もプレゼントを用意することなく誕生日パーティーに参加するのみというのがこちらの習慣です。

そのティモールで遂に誕生日パーティーを開催しました。病院の同僚4名(フィリピン人、キューバ人、インドネシア人)や近所の仲良い悪ガキフレンズ5名、そしてバウカウ日本人会所属の4名の計13名が参加しました。

上の写真は仲良しのフレンキー家族の去年の誕生日会の様子です。

私たちのような外国人は招待客としていろいろなパーティーに呼ばれます。しかし、自分からパーティーを開いてティモール人を招くということは簡単なようで意外と難しいです。ティモール人の友達からも、「(筆者は)すでに東ティモール人みたいなもんだけど、よく考えたら外国人からパーティーに招待されたのは初めてだ。」と言われました。

「郷に入れば郷に従う」と言いますが、この言葉の本当の意味を少しづつこの協力隊で理解できてきてるのかなーと思います。

表題の「Kites rise highest against the wind~not with it~」は、日本語で「凧が一番高く上がるのは、風に向かっているときである。凧に流されているときではない」という意味のようです。

協力隊で東ティモールにきて、1年7ヶ月。地域にも慣れてきて、惰性であっても物事がうまく流れていくようになりました。ただ今回のように、逆風を恐れずに今までやったことのないことに挑戦して行くことで、更に広い景色がみえるのかもしれません。

また一つティモール人に近づいたかなと思える、そんな出来事でした。

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