JICA海外協力隊の世界日記

純風満帆なバウカウ生活

風に立つお墓

こんにちは。ティモールはバウカウの小林です。

先日、僕が父のように慕う東ティモール人のカストロさんの長男さんが亡くなって一年経ったということで、一周忌が行われました。

朝からみんな大忙し。
男性陣は「joga karta」というティモール式のトランプゲームで賭け事。一回あたり、一人$10を賭けます。(ちなみに東ティモールの平均月収は$150~$200)

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女性陣はお墓にお供えする「花の整理」とみんなで昼から食べる「料理の準備」に奮闘。

その後、お昼ご飯を食べてから、お墓参りに行きます。しかし、カストロさんは奥さんとの話し合いの末、お墓にはいかずに自宅待機となりました。*カストロさんは脳卒中で半身麻痺の後遺症を患っています。今日は朝からみんなと談笑していたので日頃より疲れており、自宅前の階段昇降は難しいという話になりました。

さてさてお墓に着いてからびっくり、とても立派なお墓が立っていました。

去年行ったときは、こんな感じでお墓はありませんでした。

カストロさんが去年脳卒中で倒れて間も無くして、長男さんが亡くなったのですが、その際はカストロさんの介護もあり、すぐにお墓を準備することができませんでした。
それから一年経ち、今では息子さんも風に立つ立派なお墓の中で眠っています。


お花を供え、ロウソクを立て、神父さんと一緒にお祈り、、この一年間のカストロ家の軌跡を一緒に感じながら、来年はここにカストロさんが来ることを約束し、故人を偲びました。

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