2018/04/17 Tue
人 生活
孤児院で裁縫教室をお手伝いしてきました
ザンビアの首都ルサカには、ザンビア人と結婚なさって孤児院を運営されている日本人がいらっしゃいます。
先日、そこで同期隊員が裁縫教室を開くということだったので、そのお手伝いに行ってきました。
裁縫教室を開くよ~、と声をかけると、あっという間に30人くらいの子どもたちが集まってくれました。
最初の説明をしっかり聞いた後に、早速巾着を作る作業に入りました。
中には初めて針を手にする子も多く、針と布の持ち方や針の刺し方なども丁寧に教えます。
手先が器用ですいすいと縫っていける子、集中力を発揮して一心不乱に作業に取り掛かっている子、上手くできずに集中力が途切れてしまいどこかに行ってしまう子など、いろんな子がいました。
写真の子は上手に縫えていますよね。
この写真の子も、ずっと集中して取り組んでいました。
進み具合はどうかな…?と子どもたちを見ていると、積極的に「こっちに来て!」と呼べる子もいれば、気づいてもらえるまで大人しく待っている子、スタッフの力は借りずに何としても自分の力でやり遂げようとする子もいました。
いろんな子がいるのは、日本で見る教室での光景と一緒なんだなと感じました。
最初30人くらいいたはずの子どもたちは、最後には10人くらいに減ってしまっていました…
もっと付きっきりで見てあげていたら、最後までやり切れた子もいただろうな…と思うと同時に、子どもたちの間で技術差や進度の違いがハッキリ表れてしまう家庭科のような授業は、先生は進めることが大変だな…と日本の家庭科の先生に対して尊敬の気持ちを抱きました。
なんとか巾着を完成させることができました!
この子には、最初から最後までほぼ付きっきりで見ていましたが、完成した時は本当に嬉しそうにしていました。
自分でできた!という達成感や成功体験を経験してもらうことができて良かったです。
たった数回作品を作ってみただけでは、売ってお金を得ることができるほどの裁縫技術を身に着けることは難しいです。
しかし、やってみたことがある、完成させた経験があるということが、次回何かの職業訓練を受けたりする際に少しでも役に立つのではないかと思います。
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