JICA海外協力隊の世界日記

ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~

Best Game

Kakamega Eleven FCが発足して早くも7ヵ月。
日々の練習成果からか、だいぶサッカーらしくなってきた。

そんな彼らの現在地を計る上で絶好の機会が訪れる。
そう、地元のクラブチーム「Blue Stars」とのトレーニングマッチである。
ここで、Blue Starsについて説明を。

Blue Stars
私の配属先であるカカメガ更生学校のグラウンドで毎日練習しているサッカーチーム。
年齢は18歳〜30歳まで様々。練習内容もしっかりしており、現役のKenyan Premier League(日本でいうJリーグ)の選手も在籍。紛れもなく各上の相手である。

Blue Starsのコーチと仲良くしていたことから実現した今回の対戦。
正直「何点入れられるやろな〜。10失点以内で抑えたいな〜。」と心の中で思う。

試合前のミーティングにおいても、
「ボコボコにやられるかもしれんけど、大事なことは最後まで諦めずにプレーすることやぞ。相手選手とかボールを怖がっている選手はすぐに交代するからな。精一杯やってこい!」
と言って送り出す。

ところが何と、前半から相手を圧倒。
ピンチらしいピンチもなく、前半だけで3点先取。
先生を含めた観客もお祭り騒ぎ。

そんなこんなで、サプライズたっぷりの前半は3‐0と大きなリードで終了。
ハーフタイムのミーティングにて、

生徒「前半どうやった?言ったやろ、十分戦えるって。」
自信たっぷりに語る選手たち。
おれ「予想以上でびっくりやわ!後半はおそらく相手が本気でかかってくるからより集中しろよ!ここまで来たら勝とう!」
と、送り出す。

案の定、相手は後半ほぼ全てのメンバーを入れ替えてきた。
もちろん現役プロ選手も含まれている。
こちらも負けじとボールに食らいつく。

結果 Kakamega Eleven 3-4 Blue Stars 惜敗

負けはしたけど、試合後の彼らの表情を見るととても満足気。
毎日関わっているから気付かなかったけど、自分の想像以上に成長していた彼ら。

Blue Starsの監督からは、
「彼らはサッカーを良く知っている。お互いトレーニングを積んで、また試合をしよう!」
と、声を掛けてもらった。

この経験を糧に、選手としても人間としても更なる成長に期待したい。

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