2016/10/19 Wed
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ソトコト 〜靴が繋ぐ日本とアフリカ〜
ソトコトって何?
知らない人も多いと思うので、少しご紹介を。
『ソトコト』は、ロハスピープルのための快適生活マガジンです。地球と仲良くし、楽しく生きていくためのライフスタイルを探り、提案していくことをコンセプトに、1999年、世界初の「環境ファッションマガジン」として創刊されました。
そんなソトコトことから今回縁あって、100足の運動靴を我らがカカメガ更生学校に寄付して頂きました!
ちなみにこの企画はスマイルアフリカプロジェクトと名付けられていて、マラソンランナーの高橋尚子さんが中心となって行われています。
日本とケニア、環境が大きく違いますが、子供達の靴事情も大きく違います。
テレビでもよく見るかもしれませんが、靴を履いている子供はそんなに多くありません。
貧しい家庭では、日本でいう高校生になる時に初めて自分の靴を手に入れるとも聞きます。
うちの生徒も例外ではなく、多くの生徒が裸足で走り回っている状況です。
そんな彼らに届いた少しというか、だいぶ早いクリスマスプレゼント。
え、このデザイン選ぶんや。笑
というサプライズもありつつ、全ての生徒が靴を手にすることができました。
少し見えにくいかもしれませんが、一枚目の写真には
「SOTOKOTO ASANTE」 ※現地語でソトコトありがとう!
というプラカードを掲げています。
また、代表の生徒3名が日本人に対してお礼の手紙を一生懸命書きました。
ケニアに来て一年が経ち、
国際協力って何だろう?
援助って何だろう?
モノを与えるって良いことなんだろうか?
こういうことをよく考えるけど、日本で不要になったものが違う国で大活躍する。
こういう国際協力の形はこれからもあって良いと思う。
少なくとも、今回靴をもらって大喜びしている生徒を見てそう思った。
※番外編
美術の授業の一環として、自分達のイメージする靴を描いてもらった。
どれも上手いんやけど、注目して欲しいのがブランドロゴ。
一つの靴に、ナイキ、ニューバランス、アディダス等のロゴが混在している。
普通に考えたらおかしい!って思うんやろうけど、これがケニアの子供達のおもしろいところ。
良い意味で常識に捉われない、イマジネーションや遊び心を取り入れる。
そういった部分を残しながら立派な大人になっていって欲しいな、と思うような出来事でした。
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