JICA海外協力隊の世界日記

ボールが繋ぐ日本とアフリカ ~Enjoy Football~

スポーツは素晴らしい

3月に行われた球技系のスポーツ大会が終わり、先週は陸上競技の大会が行われた。
会場はカカメガ更生学校から徒歩約30分の小学校。

いつも引率するのだが、日本みたいにきちんと整列して行く文化はもちろんなく、おもしろいぐらいにみんなバラバラ。寄り道し放題、隙を見て逃げ出す子等々。途中で私もどうでも良くなる(笑)
こんな光景もあと4ヶ月半で終わりかと少し寂しい。

とまあそれは置いといて、大盛り上がりの陸上競技大会が先週無事終わった。

◆今回行われた競技
100m走、200m走、400m走、1500m走、3000m走、5000m走
100×4リレー、400×4リレー、3000m競歩
走り幅跳び、砲丸投げ的なやつ

◆ケニアスポーツ大会あるある
・競歩なのに走って失格者多数
・競歩が異常な盛り上がり
・リレーのバトンが木の枝(チームによって長さが違う)
・5000m走等、ラスト1周で全く関係ない市民が乱入してきて一位でゴール(もちろん会場から大ブーイング)
・先生も走って、大人げなく勝っちゃう
・全ての競技が行われない ←これ問題(笑)
・大会後のご褒美はソーダ一本とパン一斤

挙げたらキリはないけど、これもケニアかと順応している自分が怖い(笑)

2枚目の写真は女子の3000m競歩が行われている様子。
こうやってトラックの周りは生徒達が囲んで声援を送ったり、ヤジを飛ばしたり、歌ったり。
うちの生徒はと言うと、
「あの子かわいい」
「どいつだ!?どいつだ!?」といった日本の生徒と変わらない会話。スポーツ全く関係ないw

そんな生徒たちだけど、自分達の仲間に送る声援の力は絶大だ。

結果に拘わらず、ベストを尽くした生徒の基に駆け寄り労いの言葉をかける。
そこで見せる友情とも絆ともいえる光景は日本と何ら変わらない。
もしかしたら、施設の特性上彼らの方がそういった部分は強いのかもしれない。

何はともあれ、スポーツは間違いなく彼らの人生に力を与えている。
改めて、スポーツは素晴らしい。

残りの任期、まだまだ彼らをサポートしていきたい。

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