JICA海外協力隊の世界日記

コミヤマのpweson日記

その10 かご漁の話

セントルシアでは、金網で作ったかごを使った漁業が行われています。かごの大きさはコミュニティーごとに違いますが、小さいものでも人間が1、2人、大きいものだと4、5人が平気で入れてしまうくらいのものです。これにロープを結び付け、かごの中に餌を入れ、海中(水深30mから200mくらい)に数日放置してから、人力でロープを引っ張りあげるとかごの中に入った魚を漁獲できるのです。

↑↑ かごを一緒に作っているところ(邪魔している)

主な対象魚は高く売れるロブスターやスナッパーですが、かごに入った食べられる魚は全部獲ります。岸から数分の場所に設置するだけで魚が取れるためガソリン代はかからず、漁は半日程度で終わるので漁師さんにやさしい漁だなぁと思っています。

↑↑ 新しく作ったかごを設置しに行くところ

その一方で、ストームやハリケーンが通過した後にかごが見つからなかったり、海中に放置している間に、通った船にロープを切られたり、誰かに魚を盗まれたりすること(勝手にパイレーツオブカリビアンと呼んでいます)が問題になっています。何かいい解決策はないかなあと考えるのですが、今のところ見つかっていません。

↓↓ 取れた魚たち

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