JICA海外協力隊の世界日記

スパイスとわたし

日本語教育ワークショップ

先月、首都デリーにて、デリー近郊で活動する3名の中等日本語教育隊員と共に、中等教育機関で教えるインド人日本語教師向けにワークショップを行いました。

隊員が単体で、ではなく、協力して行うワークショップは初めてのことで、ワークショップ当日まで何度もミーティングを重ね、本番に臨みました。

準備は、インド人の先生方のニーズを探るところから始まりました。

隊員間の目標として、普段の授業における問題や疑問を共有することで、何か新しい解決策を発見できる、参加してくださる先生方が持ち帰れるような成果が得られるワークショップ、が共通認識となり、

そこから、トピックはどうするか、どのような形態で進めるのか、など、細かい点を少しずつ詰めていく形になりました。

そしてワークショップ当日。

この日は土曜日で、通常授業のある学校も多い中、14名の先方生が集まってくださいました。

もう何年も日本語教師をされているベテランの教師も多く、私たちも先生方の意見から学ぶことが多かったと思います。

ワークショップはアイスブレーク活動から始まり、隊員による「文化紹介の授業案」紹介、そしてインドで使用されている教科書「もも」についてのグループワークを行いました。

いつもはおしゃべりが大好きなインド人の先生方。

ですが、他の学校の先生たちとのグループに緊張しているのか、なかなか意見が出ないなど、進め方やトピックの提示のし方に反省点も残りました。

しかしながら、少しずつ話し合いも盛り上がり、最終発表ではたくさんの貴重な意見やアイデアを引き出すことができました。

今回のワークショップが、少しでも現場で生きてくれることを願いつつ、このような機会を今後も積極的に設けていくことができればよいと思います。

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