2017/03/30 Thu
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第9話:糸はどうやってつくるの?
写真1:綿くりの様子
日本では、そろそろ桜が咲き始めた頃でしょうか?
こちらラオスは、一年で最も暑い4月に向けてぐんぐん気温が上がっております。
こちらラオスは、一年で最も暑い4月に向けてぐんぐん気温が上がっております。
さて、昨年はコットンの収穫についてご紹介したのですが、
今回は収穫されたコットンが糸になるまでをご紹介したいと思います。
今回は収穫されたコットンが糸になるまでをご紹介したいと思います。
まずは、
①「綿くり」:収穫後天日干しにしたコットンの種を取る作業です。
※この村で使っている織物作りにかかわる道具は、村の男性たちが作っています。
①「綿くり」:収穫後天日干しにしたコットンの種を取る作業です。
※この村で使っている織物作りにかかわる道具は、村の男性たちが作っています。
写真2:村人に糸車を使った撚り方教えてもらった時の様子
②次に、「綿打ち」:弓で種を取ったコットンを弾いてふわふわに。余分なゴミなども弾き飛ばします。
③その後、棒に綿打ち後の綿を均一に巻き付けていきます。
④最後に、糸車で撚りをかけて、糸作り完成!
写真3:束ねられた手紡ぎ糸。コットンそのままの色で、染色はしていません。
日本にいると糸が出来る過程を見る機会はなかなかないと思います。
私はラオスに来て初めて手仕事での糸づくりを見ました。
村人にお願いして、糸づくりに挑戦してみましたが、簡単なように見えて実はとても難しい!
すべての工程が職人技であることがわかりました。
村では昔、全ての衣服を自分たちで作っていた(衣服を売っているところがなく、入手できなかったため)ので、糸づくり~機織りが出来ることが、結婚の条件にもなっていたようです。
現在は海外から洋服が入って来て、必ずしも織物が出来なくても大丈夫なようですが、今でも女の子は8歳くらいから大人たちに織りを教えてもらっています。
これからも、こうした素晴らしい伝統が続いていくことを願うばかりです。
これからも、こうした素晴らしい伝統が続いていくことを願うばかりです。
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