JICA海外協力隊の世界日記

タラワの宝

キリバスでランチを食べよう!

今日のテーマは、活動中の楽しみであるランチについてです。私の配属先はBairiki(バイリキ)という場所にあります。ここは多くの政府機関や商業施設が立ち並ぶ、キリバスで最もにぎわっている地域の一つです。お昼の時間帯になると、オフィスで働く人たちなどがお昼ご飯を買いに外出します。

まずは最初の写真。袋入りのお弁当です。中身は様々なバリエーションがあり、キリバスらしく白米がどっさりと盛られた上に、焼き魚や干し魚、ココナッツ、ブレッドフルーツ、チャイニーズキャベツ(1枚)やキュウリ(3、4切れ)などの野菜がのっています。このお弁当はなんと2.5~3AUD(≒200円~240円)です!魚介類が高い日本では、丸々二尾の焼き魚が入ってこの値段は考えられません。しかしこれを買ってしまうと一人では到底食べきれず、一緒に食べてくれる空腹の同僚を探すか、残りを家に持って帰ることになるのが常です。

次に、屋台のご飯をご紹介します。Bairikiのような人が多く集まる場所には、このようなお昼ご飯が食べられる屋台が多く出ており、気軽に利用することができます。こちらも山盛りのご飯の上に、チキンや生魚のココナッツ和え、魚の揚げ物などをトッピングしてもらうことができます。値段は3.5AUD(≒280円)です。お店の女性はいつもフレンドリーで、楽しくおしゃべりをすることもしばしばです。でも、油断するとその隙にご飯をてんこ盛りにされてしまいます。安心しておしゃべりを楽しめるよう、最近は日本から持参した小さめのランチボックスに詰めてもらうことにしています。

とってもおいしいキリバスのランチ。でも、こうしてみると改めてご飯の多さや野菜の少なさが気になります。このようなことから、キリバスに派遣されているJICAボランティアの中には看護師や助産師として派遣され、食事の栄養改善に取り組んでいる隊員もいます。二人のブログはこちら→(http://world-diary.jica.go.jp/kiribati/activity/post_4.php)。私もコンポストにかかわる環境教育隊員として、野菜をもっと気軽に作って食べられる人が増えるよう、お手伝いをしていきます。

(おわり)

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