2019/11/30 Sat
文化
国民体育大会で柔道をアピールしよう!
11月4日から15日にかけて、”Te Runga(国民体育大会)”が開催されました。これはキリバスオリンピック委員会が主催するイベントで、離島も含めたキリバス全土から首都の南タラワに選手が集まり、約2週間かけて様々なスポーツの試合が行われるというものです。スポーツの種目には国際的なスポーツであるバレーボールやサッカー、バスケットボールなどに加え、キリバスの伝統的なレスリングなどの変わり種もあります。
その”Te Runga”で今年度、初めて柔道が種目として認められました。キリバス柔道連盟は2018年1月に設立されたばかりの若い団体ではありますが、7月にはサモアで行われた国際大会に複数の選手が出場、また9月には東京で行われた世界柔道選手権にも1名の選手が出場するなどの実績が評価されたものと思われます。何より、「キリバスで柔道をもっと広めたい」というリーダーの熱い思いが実を結んだのではないでしょうか。
試合の際には体育館の席がほぼ埋まるほどたくさんの観客が訪れ、初めて見る柔道の投げ技に歓声や拍手を送ってくれました。この“Te Runga”をきっかけに、さらに多くの人たちが柔道という競技や日本について興味を持ってくれることを願っています。
(おわり)
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