JICA海外協力隊の世界日記

タラワの宝

アベヤン島ってどんなところ?①移動編

今回のテーマは、週末を利用して行ったアベヤン島という離島についてです。この島は、私の任地であるタラワ島から9.5kmほどしか離れておらず、首都に一番近い離島の一つです。

【写真:ちょうど“C”の鏡文字のような形をした環礁の島です】

交通手段は飛行機を利用します。この旅行がキリバスに来て初の国内線でした。事前に予約をし、20人ほどしか乗れない小さなプロペラ機に乗り込みます。

【写真:窓から見える滑走路。周囲にはフェンスも誘導灯も見当たりません】

フライトはほんの15分ほどです。上昇してすぐに目的地上空に差し掛かったものの、あれっ空港はどこ?! しかし飛行機はどんどん降下していきます。この島の滑走路は森を切り開いた、ただの砂地なのでした。そして、着陸。かなりの振動が続きます。

やがて飛行機が止まると、冷や汗びっしょりの私をよそに、他の乗客は窓の外に親族をみつけて嬉しそうに次々と飛行機を降りていくのでした。そうか、ここではこういうものなのだ・・・と、一人座席にぽつんと取り残されながら思います。任地では、ますは違いを受け止める。そして、違いに対して「大丈夫」になる――。駒ヶ根での訓練中に受けた講座の、そんな言葉が自然と思い出されます。

【写真:到着待合いロビーのようす】

私にとって衝撃の着陸から始まった、アベヤン島訪問。次回は自然・生き物編をお届けする予定です。

(つづく)

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