JICA海外協力隊の世界日記

らぷらぷ日記

3. 友人の副業

こんにちは。

まだ雨季真っ只中のフィリピンです。フィリピンでは雨季が6月から11月にかけて続きます。

任地では最近特に雨がより頻繁に降るようになりました。

フィリピン人の友人から聞いた話によると、私の任地であるドゥマゲテは、

マニラと比較すると雨の日が少ないそうです。

友人曰く、フィリピンは北に行くほど雨季と乾季の差がはっきりしてくるとのこと。

それには台風が影響しているようで、確かにマニラがあるルソン島と比べると、

ドゥマゲテが位置するビサヤ諸島は台風の影響をあまり受けません。

この情報を聞いて、地理的な要因が雨季のパターンに影響していたとは

知らなかったので納得です。

さて、今回は個人的に興味深かった友人の副業についてお話ししようと思います。

友人は配属先の元同僚で、最近になって別の職場に転職しましたが、

定期的に彼の家に招待してくれたり、休日には一緒に出かけたり、

仲の良いフィリピン人の友人です。

友人は本業の傍ら、養豚の副業をしています。彼は繁殖用の豚を1匹飼育し、

産まれてくる子豚を1匹あたり3,000ペソで個人や業者に販売しています。

友人の豚は一度に10匹ほどの子豚を出産し、多い時で1年に2回の出産を行います。

販売された子豚たちは肥育され、「レチョン」と言われる豚の丸焼きの材料になります。

レチョンはフィリピンの誕生日パーティーや特別なイベントで欠かせない料理であり、

フィリピンの人々にとってはご馳走のひとつです。実際に購入すると7,000ペソと

高価なため、特別なイベントの際には皆でお金を出し合ってレチョンを楽しみます。

友人の副業は、新たな視点からフィリピン文化を理解する機会でもあり、

その機会与えてくれた友人との友情をこれからも大切にしていきたいと思います。

では

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