JICA海外協力隊の世界日記

らぷらぷ日記

2. 配属先の紹介

皆さん、こんにちは。

こちらは雨季の真っただ中で、毎日雨が降っています。雨が続くおかげで気温が下がり、過ごしやすくなっていますが、

バイクが生活の足であるこの任地では、あまり歓迎されていない季節のように感じます。

そんな中、私の同僚たちは全身を覆うポンチョにサンダルの完璧な装備で雨の中をバイクに乗って、

逞しく出勤してきます。

一方、日本はもう梅雨が明けたとのこと。こちらでは乾季の到来は少し先になりそうです。

※こぶ牛の仔牛(写真1)

さて、今回は私の配属先、ドゥマゲテ酪農協同組合を簡単にご紹介しようと思います。

配属先はフィリピン中部に位置するネグロス島のドゥマゲテ市にあります。

同市と周辺地域の約50戸の酪農家さんによって構成されている牛乳処理プラントです。

組合の呼称は”DFADCO”(Dairy Farmer of Dumaguete Cooperative)と言いますが、

プラント自体は英語ではNDPP(Negros Dairy Processing Plant)と呼ばれており、

製品のブランド名はNorientという名前です。少し呼称が多くて混乱しやすいかもしれませんが、

最近になって私も少しずつ慣れてきました。

DFADCOでは主に2つの業務を行っています。

まずは酪農家さんが生産した牛乳を原料にして、ホモジナイズ牛乳やアイスなどの乳製品を製造すること。

その製品は地域のスーパーマーケットに出荷されています。

そしてもうひとつは、原料乳を酪農家さんから受け入れる際に行う品質検査です。

その結果を酪農家さんにフィードバックすることで、牛の飼養環境の改善や原料乳生産に対する衛生管理意識の向上などの指標となり、

質の高い牛乳の生産性向上につながっています。

このプラントでは、6人の従業員が協力して、それぞれが割り振られた仕事を日々こなしています。

小さな組織なので、従業員同士が家族のように仲が良いです。

※プラント外観とこぶ牛の成牛♂(写真2)

※ドゥマゲテの夕暮れ(写真3)その左奥に見える山が標高1,903mのタリニス山。

ドゥマゲテは海沿いにある街ですが、街の背後にはいくつかの山々がそびえ立ち、海と山に囲まれています。

素敵なところなので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

それではまた。

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