JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ便り

はじめまして

1年前にリベリア市に着任した熊谷 栄明(くまがい ひであき)といいます。どうぞよろしくお願いいたします。

職種はマーケティングですが、具体的にはコスタリカで初めてとなる地方卸売市場開設準備のお手伝いをしています。配属先の本部は首都サンホセに隣接するエレディア市に位置し、コスタリカ全国(四国と九州を合わせた位の面積です)から野菜、くだもの、魚などを集荷し、首都および首都近郊を主に生鮮食料を提供する公設中央卸売市場を運営しています。上の航空写真ご参照ください。

ニカラグアとの国境に近いコスタリカ北部をチョロテガ地方といいますが、太平洋岸や南北を走る火山地帯に多くのリゾートがあり、また、リベリア市郊外には国際空港があることから、多くの欧米人がエコツーリズムや避寒に訪れています。

この地方には、ホテルやレストラン、そして小売店が沢山あり生鮮食料品の需要は十分あるのにもかかわらず、地方卸売市場が無いために、大部分の生鮮食料品は一旦中央卸売市場に集荷され、それからまたこの地方に流通されています(片道4~5時間も要します)。そのため、同一地域内にありながら、生産者からの流通経路が長いため、これが流通・販売の課題になっていました。この課題を解決すべく、コスタリカ政府は先ずチョロテガ地方に卸売市場を建設することを国家プロジェクトに掲げ、2015年11月に国会で承認されています。

私はリベリア市にある農牧省チョロテガ地方支部に勤務しながら、この地方の農業漁業生産者に対する地方卸売市場の啓蒙と参加呼びかけをすることが主な仕事です。ただし、市場の建設はまだ始まっていないため、おそらく完成を待つことなく帰国することになるでしょう。

次の写真は太平洋岸に近い市場の建設予定地で、配属先の仲間と一緒に視察に行った時のものです。ということで、次回からは私がここリベリアで見聞したことや、感じたことを述べていきたいと思います。

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