JICA海外協力隊の世界日記

コンポントムびじょん

#1 世界遺産の街からはじめまして!

 世界遺産の街・コンポントムからこんにちは!

 皆様、はじめまして!

 JICA世界日記の執筆を担当することとなりました“舛屋 彩子”(ますや あやこ)と申します。

 今回は初回ということで自己紹介から始めさせて頂きます。

 青年海外協力隊2017年春募集にて応募・合格。職種は少々レアな「観光」です。

 協力隊の合格発表・・・あれは忘れもしない2017年のお盆でした。

 合格発表日、私は休み希望を取っていました。ウェブ上で自分の受験番号を発見し発狂。

 それから数日後、封書にて正式に届いた合格通知。

 派遣国は第一希望だった「カンボジア」。訓練言語はクメール語(!)。

 最も早い隊次(2017−3)での合格だったので、9月末で勤務先を涙涙の退職。

 10月中旬から二本松訓練所で2ヶ月間の訓練。

 光の速さで訳が分からない内に2018年1月より派遣国であるカンボジアへ。

 同年2月より任地であるカンボジア・コンポントム州観光局にて勤務しております。

 時が経つのは早いもので、カンボジアに来てから既に1年が経過しました。

 昨年1年間は暗中模索な年でしたが、2019年は下り坂の勢いに乗って行きたい・・・!とさりげなく新年の抱負です。

 出身は、現在ノリに乗っている!?秋田県です。

 昨年のザキトワ選手に肖った秋田犬ブーム、平成最後の百姓一揆と称された金足農業高校の大躍進、来訪神ナマハゲのUNESCO世界遺産登録・・・

 そんな綻ばせる大ニュースが次々と海を超えて聞こえてきました。と同時に、現代の文明に有り難さを覚える限りです。

 このような形で皆様に情報を発信できることも然り・・・感謝感謝。

 自身の経歴についても少し・・・。

 地元の大学を卒業後、金融機関にて融資課を担当。1年の語学留学を経て帰国・観光協会&観光案内所に勤務。協力隊参加のため退職し、今に至ります。

 観光業に従事しておりましたが、観光案内所という形態のため「個人旅行客」の目線で考えることが主でした。

 任地配属後は、この目線が「地域の人」「官(観光局)」「旅行客」などなど・・・眺められるアングルが増え、観光業の難しさや複雑さを感じております。

 私の任地・コンポントム州にはカンボジア第3の世界遺産「サンボープレイクック遺跡」があります。

サンボー木漏れ日.JPG

 2017年7月に登録となったばかり、出来立てほやほや!?なスポット。

 6世紀後半から7世紀のヒンドゥー教寺院群で、その歴史はなんとアンコールワットよりも古いんです。(サンボープレイクック遺跡についてはまた後ほど)

プラサートタオ.JPG

 現状は、首都やアンコールワットを有するシェムリアップ州からサンボープレイクックへの日帰り発地型観光(もしくは個人旅行で日帰り)が主。

 観光局としても、この遺跡を中心にしてコンポントムに少しでも長く観光客の皆様に滞在してほしいと考えています。

 要請内容は、「①観光現状調査及び整理の支援」「②観光情報発信支援」「③観光案内所の運営管理支援」「④観光開発支援」。

 世界遺産がある州とは言えども、まだまだ情報収集と整理が十分に行われておらず、特に個人旅行客にはハードルが少し高いのでは・・・?と感じています。 

 土台となる情報をひとつひとつクリアに、もしくは発見していき(要請内容①)、ウェブサイトなどに応用する(要請内容②③)、もっと訪れやすいコンポントムにする!というのが現在自分の帰任までに課しているタスクです。

 このブログを通して、任地コンポントムについて、カンボジアについて、観光隊員の活動について発信していく予定です。

 皆様の中に新しい発見や気づきがあれば幸甚です。

 ではでは今回はこの辺で。

 最後までお読み頂きありがとうございました!

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