JICA海外協力隊の世界日記

コンポントムびじょん

#9 新しい視点から・・・昆虫ツーリズム?〜養殖コオロギ編その1〜

コンポントムからこんにちは!

ご無沙汰しておりました、コオロギネタ。

前回は天然編でしたが、今回は養殖編を。


訪れたのは、州都から50kmほど離れたバライ地区。
州都内でも探したのですが有力な情報は得られず。
20kmほど離れたサントゥク 地区にもあるようですが、
今回は同僚の伝手を辿りました。


養殖場と言っても家庭単位で、
そして家の敷地内で行っているため、
一見コオロギの養殖場があるとは見た目からは気づきません。


家の裏に案内して貰い・・・


養殖現場と初対面。

拡大して見てみると・・・

生後10日目の赤ちゃんコオロギたちです。


紙や布の上に撒かれている黄色いものは、コオロギの餌。
家禽用と同様のものです。

タケオ州で様々なコオロギ養殖場を見学してきたコオロギ博士・葦苅晟矢氏によると、
コオロギの餌として鶏用の餌を与えるのはカンボジアではコモンなことのようです。

そして雑食であるため、草や野菜なども食べます。

水分補給としては、2時間おきの霧吹きが必要。

養殖のサイクルは45日。
45日目でコオロギを集め(?)、バイヤーの元に行くそう。

壁には、養殖開始日と収集日が備忘録として書かれています。


写真1枚目、養殖桶の中にずらりと並ぶ

薄黄色の潰れた木枝のようなもの、何だかお判りでしょうか?

正解は、サトウキビ。

カンボジアではサトウキビジュースが良く飲まれるのですが、
果(?)汁を絞り出した後のサトウキビを無料で譲り受け、
コオロギ養殖に役立てています。

このサトウキビは、コオロギちゃんたちのベッドとなるようです。
こんな風に、搾りかすも循環していたんですね。

〜その2へ続く〜

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