JICA海外協力隊の世界日記

ブラジル南部のどさんこ日記

#4 日本祭り後編!共に楽しむ盆踊り

Bom dia! Feliz Ano Novo! 今年もよろしくお願いします。

あっという間に年が明けて、もう1月中旬なんだな〜と時間の速さを実感します。

今回は日本祭り後編です!あれからもう2ヶ月…?と思うと、早いような長いような。

日本祭りのメインは、アニメ・ステージ発表・食・文化と書きましたが、ステージ発表は民謡や阿波踊り、歌など多岐に渡ったものが多いです。今回はブラジルで大人気の日本人インフルエンサーOlaGutiさんもゲストに来ていて(彼のYoutube動画に私もちょこっと出演させてもらいました!^^)、ステージと個別ブース(Tシャツや本などのグッズを販売したり、書道を書いてくれる)があったのですが、ブースは長蛇の列でした!

食のブースでは、焼きそばや寿司といったブラジルでの定番日本料理のほか、唐揚げやカツサンド、餃子、海老フライ、コロッケ…日本食が一堂に集結していて圧巻でした。

とはいえ、どれもいつになったら買えるんだ…?というくらいの列(一番上の写真がそれです)で、私は文化ブースの受付もやっていたので並ぶことは叶わず…笑 スタッフ専用のお昼ご飯を美味しく頂きました(日本食ではないけどありがたい!)

ちなみに最終日終了後の色々なお店の話をまとめると、お魚は売り上げが振るわなかったみたいです。ブラジルはやっぱり肉文化?でも確かに日本でも祭りで魚を食べる文化ってないよな〜と思いました。

そしてステージでは…私も出ました!8月ごろから所属している太鼓のグループで、大きなステージは初めてです。

何百人の前で披露するのは初めてで、太鼓歴5ヶ月くらいの私はとてもオドオドしていたのですが、度胸だけはあるので無事に終了!

ステージに加えて、高さ4メートルほどの櫓(やぐら)も設けられ、来場者も交えた櫓を囲んだ盆踊りも祭りのメインイベントの一つです。

ここでの盆踊りの定番曲は「炭坑節」「まねきねこ」の2曲。民謡グループのメンバーが来場者に振り付けを手ほどきし、太鼓のメンバーが曲に合わせて太鼓を叩きます。

櫓の上には大太鼓が設置され、2人が両側から叩いて盆踊りを盛り上げます。

上からの景色は圧巻で、ちょっと怖い。叩いたら揺れるから更に怖い。高所恐怖症。

でも提灯の灯りやぐるりと櫓を囲んで踊る来場者の姿を上から見るのは、本当に圧巻で。「祭りが終わってほしくないな〜」とぼやいたら、「流石に毎日は辛いわ」と全員から言われました。祭りの運営は本当に大変そうで、役員は毎日徹夜とか…本当にお疲れ様でした!!

そんなこんなで祭りは終わり、3日間の来場者数は約7万人!来場者のうち日系人は1%にも満たず(体感です)、日本がブラジルでも受け入れられていて嬉しいなと温かい気持ちになりました。

最後に、祭りの役員のおばあちゃんが盆踊りの終わりに言っていた「日系人も非日系人も関係なく笑顔で踊れるっていいことだよね。世界がみんなそうだったら平和になるのにね」という言葉が印象に残っています。

確かに祭りは平和でなければ開けないし、楽しさがたくさん生まれる場所でした。

また来年も、再来年も、末永く…この平和で幸せなお祭りが続きますように!

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