JICA海外協力隊の世界日記

ブラジル日系社会からの通信

COPASUL創業者 神谷栄広場開園式

神谷 栄 広場

通信2号に引き続き、私の活動先COPASUL(コパスル)の創業者 神谷栄氏に関わる記事です。

神谷栄氏の功績を記念し、ここナビライ市に「神谷栄広場」が完成しました。市とCOPASULの共同事業で造られ、市で最も素晴らしい広場になりました。8月17日その開園式典が市とCOPASUL共同で盛大に行われました。

来賓として、ナビライ市長、州議会議員、ブラジル・在サンパウロ日本国総領事、JICAブラジル事務所所長、COPASUL会長、などが参加され、市の職員、市の学校、COPASUL職員や組合員、市民などが多数参加して式典が盛大に行われました。

写真は、来賓者による鳥居でのテープカット式です。

この神谷栄広場は、日本庭園をイメージして造られ、鳥居、太鼓橋、大きな石、大きな松の木、桜の木、イッペ (Ipe) の木(日本の桜より花が大きく、ピンク、黄色、白色の花が咲く)などがあり、花壇などもあり日本庭園らしい広場になっています。

植樹

ブラジルの国花であるイッペと日本の国花であるの植樹がナビライ市長、日本国総領事、JICAブラジル事務所所長などにより行われました。

イッペの木はここナビライ市ではいまの時期(8月)に花が咲いています。日本の桜と同じく非常にきれいな花で、花の期間は桜より長く1ケ月くらい続き市のあちこちの街路樹で見られます。

JICAブラジル事務所所長COPASUL

この神谷栄広場開園式に先立ち、JICAブラジル事務所所長にCOPASUL本社へ来ていただき、COPASULの紹介と紡績工場とサイロ工場への訪問を行いました。また、私がこれらの工場で行っているKAIZEN(カイゼン)活動(品質管理・生産性向上)の状況紹介を行いました。

私は、これらの会議の中で、今ここで活動しているKAIZEN活動の重要性を改めて強く心に刻み、COPASULのさらなる発展の為に役に立ちたいと思った次第です。

式典で、今まで神谷栄さんと一緒に活動されてこられた方々の祝辞で印象に残った言葉を紹介します。

「神谷栄さんは、このCOPASUL組合を立ち上げ、組合の発展の為に先頭に立って献身的に働いてこられました。みんなから絶大なる信頼があり、今もその精神が私達のこころに息づいています」。

「この広場が市民に愛され、栄氏の精神が私たち市民の心に末永く生き続けることができると確信しています」。

栄氏は時間を守ることの大切さをいつもみんなに伝えておられたようで、その精神を伝えるために、この広場の一角に記念として「デジタル時計」が設置されています。

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