JICA海外協力隊の世界日記

ルワンダのWonderful life

半年ぶりの水じゃあああああ!!!

Muraho!(こんにちは!)

私事ではありますが…

約半年ぶりに!家の水がでるようになりました!!!!!

テクニシャン(修理工)に連絡するたびに、

「1時間後には水出るから」

「今日の15時には出るから」

「明日には出るから」

と言われ続け、

気が付けば約半年!

私とテクニシャンでは流れている時間の速さが違うのでしょうか?

期待することをやめ、蛇口をひねって水が出るか確認することすらやめ、約半年間ただのインテリアと化した蛇口。しばらく水が流れなかった配管やタンクの中で苔や菌が繁殖していたため、半年ぶりに出た水は緑色でしたが、蛇口が蛇口としての機能を果たしていることに感動しました。

「え、逆に半年間どうしていたの?」

といいますと、毎日近くにある配属先の学校までジェリカン(プラスチックの容器)を持って水を汲みに通っていました。

これ1個で水20リットル入るため、かなりの重量ですが、警備員が手伝ってくれたこともあり何とか生活することができました!

ルワンダの田舎の地域だと、そもそも自宅に配水管が通っていない家庭も多く、毎日水汲みに出かけている子どもをよく見かけます。現地の方にとっては、それが当たり前なのかもしれませんが、もやしっ子の私としては、皆さんの逞しさには感服させられます。

ちなみに、半年の間に、汲んできた水が原因と思われる腹痛にも苦しめられました。おなかの調子が悪いときは、びっくりするくらいトイレから離れられません。トイレの花子さんに引けを取らないくらい、常駐しました。

半年間ではありましたが、断水を通じて、

・安全で衛生な水が当たり前にでる日本での生活の有難さ

・1日に使用する水の多さ(特にトイレ!)

・水汲みを手伝ってくれた警備員や断水を心配してくれた友人の優しさ

・毎日水汲みに通っている現地の人の逞しさ

など多くのことを実感することができました。

どれもルワンダにいるからこそできた経験で本当に来てよかったなと感じます。水が出るようになって以前より生活が便利になっても、そして帰国後も、水の出る生活に感謝しつつ、大切に使っていきたいと思える経験をすることができました。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ