2018/12/06 Thu
活動
教育部会キャラバン2日目
モロッコ北部で行った、3日間の日程での教育部会キャラバン。
2日目は、私の任地のタンジェでの公開授業でした。 知的障害のある子どもたちのクラスだと銘打ってはいるものの、知的障害の子は一人だけ。 自閉症の子の方が多いクラスです。 この日は、対称絵の切り絵で「ネコ」と「魚」を作りました。
この日が初登校の子、気分が乗らない子、自分の好きなことだけをする子…。 ボランティアがあの手この手で協力してくれ、なんとか2人は作品になりました。 まだ細かい作業は難しかったようですが、担任にやり方を伝えることができたので、成果はあったと思います。 もう少し落ち着いたら、次は担任にリードしてもらい、また対称絵の授業をする機会を持ちたいです。
図工のあとは、ボール遊びや「なべなべそこぬけ」などを行いました。 日頃友だちと遊ぶ機会の少ない子どもたちなので、たくさんの人が来て、大人数での授業ができることが嬉しくてしょうがないようでした。
いつもは私と担任と児童のお母さんの計3人がこの学級についているのですが、今回はさらに複数のボランティアが入りました。 おかげで、「この子は男性のほうが安心するんだ」とか、「この関わり方を真似しよう」とか、いつもと違う発見がありました。
参加したボランティアにとっても、障害のある子どもたちと過ごす、なかなかない良い機会となったようです。 子どものこういう行動にどう対処すれば良いのか?と考えながら実践できた1日だったように思います。
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