2018/12/12 Wed
活動
教育部会キャラバン3日目
モロッコ隊員が有志でつくっている教育部会で行った、3日間日程の教育部会キャラバン。
最終日は、タンジェの特別支援学級です。 難聴児学級は計7名、知的障害児学級は計3名のはずが…。 残念ながら知的障害児学級の先生が病気で、クラス自体が急遽休み。 難聴児学級も、インターンや旅行などで休みの子が多く、前半は2名のみ、後半は遅刻してきた児童が参加して3名という、少しさみしい状況で行うこととなりました。
まずは、「だるまさんがころんだ」。オニの様子を見ながら近づき、オニが振り返ったら止まる。 一点に注目したり、静と動のメリハリをつけたり、いろいろな要素が盛り込まれている遊びです。 アラビア語バージョンで、「ド・アハマル(赤信号)」という掛け声で行ってみました。 難聴児向けに少しアレンジしましたが、ルールもわかりやすくて幅広い年齢で楽しめると思いました。
次に、対称絵をつかった図工。 17歳と13歳の難聴児だったので、ハサミを扱ったり色を塗ったりする場面がありましたが、特に支援なしでできました。 オリジナルで模様を描くことが苦手な子どもたちですが、苦戦しながらもなんとか完成。 いずれ、教室掲示にすると担任の先生が言ってくれました。
最後に、「いろいろな走」の授業。 準備体操をし、小麦粉で線を引き、前向きや後ろ向き、スキップなど、いろいろな走り方を楽しみました。 体を動かすのが大好きなこどもたちなので、とても生き生きとしていました。
参加したボランティアも、人数が揃わない特別支援学級の状況に驚き、手話の世界に戸惑い、普段できない体験ができたと言っていました。 「障害がある」と聞くと、身構えてしまったり、自分とは関係ないとか、やはり思ってしまうと思います。 でも、一人ひとりに個性があって、身近に接するととても可愛いんです。
子どもたちが全員揃わなかったのは本当に残念でしたが、ボランティアが私の活動先の子どもたちと接して、何か感じてくれたらうれしいです。 また、活動先の子どもたちには、ほかの国があることや、自国の人じゃなくてもこうやって関わりをもてるんだ、ということを感じてくれたらうれしいです。
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