JICA海外協力隊の世界日記

モロッコより〜ミントティーとまったり日記〜

突然のお菓子会

タンジェ初めての知的障害児学級がスタートしました。 2週間目に入りましたが、まだまだ準備段階。 生徒は8人いますが、まだ2人しか来ていません。

どうやらまだ家にいるようで、教育委員会の担当者が電話をかけて、学校に来るように催促している最中です。 教室もまだ整備されてなく、難聴児学級と同じ教室で勉強しています。 近々きちんと教室も整備されるようなので、また世界日記にて活動報告したいと思います。

さて、給食やランチタイムのない私の活動先では、みんなで一緒に食事をとることはありません。 でもこの日は突如、お菓子会が開かれました。 子どもたちにはチョコウエハースといちご味の飲むヨーグルト。 先生たちにはモロッコ風クレープとチーズとコーヒー。 なぜ?もちろん嬉しかったのですが、突然でびっくり。

理由を聞いて、なんだかもっとモロッコが好きになりました。

お菓子を用意したのは、知的障害児学級の担任の先生。 昨晩、異変を感じて外に出ると、車が盗まれていたそう。 慌てて追いかけると、まだ坂の下に車と犯人が。 警察に連絡し、車は戻ってきて、一件落着だったそうです。 「神が助けてくれた」から、今日はお菓子会なのよ、と。

私だったら、きっと盗難のイライラと寝不足を話のタネに、愚痴を言ってしまうだろう場面。 周りの人に恩恵をおすそ分けする形で、そのできごとを自分の中で処理できるって、すごく素敵です。 私もそうやって物事を捉えられたらいいなと思いました。

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