JICA海外協力隊の世界日記

スマイルロード~みんなの笑顔が見たいいく in シルクロード ウズベキスタン~

【最後の挨拶】派遣から2年。任期満了から半年が経った今。

(上の写真は国内待機中にインターネットを通じた授業配信の様子。)

新型コロナウイルスの影響で、私たち約1,800名の協力隊員は一時避難帰国となりました。私は4月に帰国し、国内待機120日目の82日をもって任期満了、本帰国とさせていただきました。そして、翌日から日本社会に復帰させていただき、現在、半年が経ちました。日本にいながら活動を続けていたり、再派遣になった同期隊員たちも任期を終えていくところです。

応援してくださった方、見守ってくれた方、今まで本当にありがとうございました。

(上の写真は国内待機中の農業ボランティアの様子。)

協力隊の経験を通して、受け入れられるものの範囲が広くなりました。人はそれぞれの考え方があって、そういう考え方もあるのだと受入れられるようになり、何かを否定してしまうことが少なくなったと思います。

また、今まで当たり前だと思っていたことにも、一つ一つ感謝の気持ちをもって過ごせるようになりました。

水道をひねったら飲める水がでること、汗だくの夏にシャワーで汗を流せること、寒い日に温かいお湯につかれること、雨の日も普通に歩ける整備された道、常に電気が通っていること、行きたいときにトイレに行けること、時間通りに動く交通機関や人々。

日本では当たり前なことでも、帰国後はすべてにありがたいと思いながら過ごしています。

(上の写真は11月の神奈川県庁へのオンライン表敬訪問の様子。上から二番目左から二番目が私です。)

そして、自分自身について改めて気づいたことは、スポーツ指導することや指導しているときの自分が好きだということと、人との関わりが好きだということです。決して話がうまいわけでも、人並外れたコミュニケーション能力がある訳でもないですが、人と直接かかわる時間って、なんだか好きです。

向いているか向いていないかというよりも、自分が“好き”なことをしていると、とにかく頑張れるし、毎日が楽しいです。

一度社会に出て、安定した生活をしていると、なかなか挑戦する勇気が出ませんでした。それはたぶん、自分に自信がなかったからだと思います。

それでも、かなりの決意と想いで協力隊員となり、ウズベキスタンで活動できたことは、なんの悔いもありません。最高な時間で、良い経験をさせていただきました。挑戦することは不安もありますが、楽しみもいっぱいです。

「どうせ自分なんか。」「もうこの歳だから。」などの理由で挑戦できないのはもったいないと思います。これからも理想の自分になるために、挑戦し続けていきたいし、できるなら、そういう人の背中を押せるような人になりたいです。

今まで読んでいただき、ありがとうございました。

協力隊で学んだことを、日本社会に還元していけるように今後も努めて参ります。

Қатта раҳмат.(カッタ ラフマット)(本当にありがとう)

20183次隊 ウズベキスタン 体育隊員 間崎 千夏

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