JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

Education Day 2020

 1月31日にポンペイの陸上競技場を会場にしてEducation Dayというものが開催され、今年度に学校内で活躍した人々の表彰が行われました。優秀な成績を修めることができた子供はもちろん、皆勤賞の子供、優秀な先生、校長先生、スクールバスの運転手、永年勤続、公立高校のカフェテリアスタッフなど様々な分野で活躍した人々が表彰されていました。

 いつもなら4時半にはほぼすべての職員が帰宅する教育局でも、前日は夜の9時まで残業をし、この日のために準備を進めていました。しかし、この日は朝からあいにくの雨模様で、開始予定時間の朝9時になっても雨のために準備が進まず、まだすべての椅子を並べることができない状況でした。予定時刻を40分ほど過ぎてからオープニングセレモニーが始まりましたが、それでも雨は止む気配がなく、子供たちは雨の中で学習成果の発表をしていました。

 お昼ご飯を挟み、天気もだいぶ回復しましたが逆に日差しが強くなりすぎて、炎天下での長時間の式典に、多くの人々の顔には疲労の色が見えていました。午後3時ごろにはすべての予定を終えることができましたが、教育局の職員は前日からの準備と激しい天候の変化で疲労困憊しているようでした。午後4時ごろ、静かになった周りを見回してみると、残っているのは私を含めてほんの数人だけでした。少し前から日本の公立学校でも勤務時間の割り振りが導入されていますが、ポンペイの人々は自主的に、かつ面倒な書類の手続きをせずに臨機応変に対応していて、とてもうらやましく思いました。

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