JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

ポンペイ島の休日

 長野県出身の私は小さいころから渓流釣りやヘラブナ釣りをしておりましたが、そこで釣れる魚の大きさは大きくても30cm程度なので、1mを超えるような巨大な魚が釣れる海釣りには憧れを抱いていました。18年前に青年海外協力隊員として活動したマーシャル諸島では、休日によく釣りに出かけマグロやカツオを釣り、さばき方を学びました。シニア海外ボランティアとしてミクロネシア連邦に派遣されることが決まった時は、すぐに刺身包丁を買いました。

 娯楽の少ないポンペイ島で、私は魚釣りを楽しんでいます。残念なことは、ポンペイ島の本島の海岸沿いは私有地であり、またそのほとんどをマングローブが生い茂っているため陸地から釣りをすることはできません。釣りをするためには船に乗って離島に渡るか、沖に出なければなりません。マーシャルにいたときは、ドミトリーの裏側で気軽に釣りができたことに比べると少し残念ではありますが、その代わり、限られた機会に集中して楽しんでいます。

 釣った魚たちで刺身や寿司を作り、家族だけでなく仲間たちともおいしくいただいています。私のおすすめの食べ方は干物にすることです。三枚におろした魚にラップをせずに冷蔵庫で3日ほど置いておくだけで簡単な干物ができ、焼いて食べると驚くほど美味しくて、5歳の娘も喜んで食べています。スキューバダイビングをやってみたいと思ったこともありますが、どうしても見るよりも釣ってみたい気持ちのほうが強すぎるので無理のようです。

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