JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

海の恵み

 世界でも有数の雨量の多い地域であるポンペイ島は、豊かな森林と河川に恵まれ、それがもたらす美しい海は驚くほどに豊かな多様性に満ちあふれています。魚釣りなどを通してその豊かな恵みを味わうことは、ポンペイ島ならではの特権ではないかと思っています。満月の日にはロブスターがよく獲れるということは聞いてはいましたが、日本では高級品として扱われている食材に、これまで少し購入をためらっていました。しかし今回、ここではそれほど高くないという話を聞き、思い切って購入してみることにしました。

 5歳の娘の顔よりはるかに大きいロブスターは、近所の市場で2ポンドを9ドルで購入することができました。1キロ当たり1000円ぐらいに相当し、日本の価格と比較すると10分の1程度のようです。本当は刺身で食べてみたかったのですが、生きたままのロブスターを上手にさばく自信がなかったので、ゆでてみることにしました。

 お茶碗からはみ出すほど大きな胴の部分はもちろん、立ち上がる香りからその美味しさを確信したゆで汁も味噌汁としておいしくいただきました。それでもまだ大量に残っているゆで汁でカレーを作ってみると、とてもおいしいシーフードカレーになりました。ちょうど、その日のお昼ご飯に同僚がマグロの刺身を食べていたことを思い出しました。これからもポンペイの豊かな自然環境が維持され、ロブスターやマグロを食べている光景が日常的であってほしいと思います。

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