JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

教員の資格取得を目指して

 6月10日の世界日記で紹介した研修が始まりました。今週(6/24~)の金曜日まで、ポンペイ州の公立高校を会場にして、資格を持たずに教壇に立っている先生方向けの研修が予定されています。しかし、初日にも関わらず驚くことばかりでしたので、その一部をご紹介いたします。

その1) 受講者が半数以下

 約90名の先生方を4つのグループに分けて研修を実施することになっていましたが、予定時刻の8時30分の時点で集まった受講者は三分の一程度でした。9時を過ぎ、各教室で研修が始まってもまだ半分も集まってないように感じました。同僚に、そのことについて聞いてみると「今日は雨だから」と笑いながら答えていました。明日から出席しても特に資格取得には影響がないようで、ポンペイの人々の海のような広い心に驚きました。

その2) スケジュールの変更が意味すること


 今週の研修で学んだ内容を基にして試験が実施され、合格には70%以上の正解率が必要だそうです。まず研修が始まってすぐに練習テストが実施されました。予定では、今日の午前中だけでも様々な発達心理学の理論等を学ぶことになっていたのにも関わらず、練習テストの答え合わせと解説に午前中のほぼすべての時間を使っていました。これほどまでに練習テストを重視しているということは、本番の試験でもほぼ同じものが出題されるのからであろうと思いきや、聞いてみると本番では全く異なる試験が実施されるそうです。ではなぜ忙しいスケジュールの内容を変更までして、練習テストにあれほどまでに時間をかけたのか、少し疑問が残ります。

その3) 突然の中止


 お昼ご飯を自宅で済ませ、再び会場に行ってみると同僚から「今日の午後の研修はなくなった」と言われました。理由はよくわかりませんが、続きはまた明日だそうです。初日からこんな調子で、これから今週はどうなってしまうのか、不安半分、楽しみ半分です。

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