JICA海外協力隊の世界日記

宮ちゃんのパラグ愛が止まらない

パロサントの工房に行ってきました!

週末出張の代休となった貴重な平日、パラグアイのチャコ地方で成長する香木パロサントで様々な製品を作っていらっしゃる工房を訪問しました。

パロサントの木の写真.jpg工房ミドリ廊下の壁の写真.jpg

⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧工房の廊下に飾られていた、大きく成長したパロサントの木と工房の製品の材料となる工場から出るパロサントの端材の写真です。

訪問の目的は、もうすぐ帰国するJICA隊員3名への送別の品を発注するためです。

今回帰国する隊員はお酒を楽しむ方々だったので、工房で作成されている酒盃なら喜んでいただけるのではないかと幹事一同意見が一致しました

房の主宰Tさんは以前このブログで「玉のような我が子」というタイトルで記事を掲載した、エンカルナシオンの夏祭り会場で苔玉をプレゼントしてくださった方です。

工房は私の職場から車で5分の同じフェルナンド・デ・ラ・モラにあります。   

Tさん、ようやくゆっくり訪問することができました!

工房ミドリ作品を手に説明をしてくださる立川主宰.jpg

今回訪問する前から送別品のカップやコースターについての詳細を何度も連絡してくださっていたのは、元パラグアイJICA体操隊員のKさんです。ご縁があって最近こちらの工房に就職されたとのことでした。

JICA隊員OBのKさん1.jpg

いろんなところでたくさんのご縁が繋がっているんですね!

前日までのWhatsAppでのやり取りのおかげもあって、ウイスキーカップに隊員3人の名前の刻印が入り、コースターもセットで予算内というKさんの提案通りスムーズにお話がまとまり、早速工房を見学させていただくことになりました\(^_^)/

会議を控えてお忙しい中、主宰のTさんが案内をしてくださることになりました_(._.)_

工房ミドリ作業場.jpg 工房パロサントミドリ.jpg

こちらの工房を見学するのは昨年6月末、日本から著名な書道家のM先生がパラグアイを訪問された時に同行させていただいて以来1年以上経っています。

⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩昨年訪問した時の様子です。

書道家パロサントミドリ来訪揮毫.jpg書道家パロサントミドリで揮毫.jpg書道家パロサントミドリにて揮毫.jpg       

れからずいぶん印象が変わったように感じます。               技術者をはじめとしたスタッフも増え、新たな機械も導入されていました。

工房ミドリ作業場1.jpg

何より整然とした施設設備には驚きました!                  各作業場のいたるところに整理整頓への意識の向上を可能にする工夫がされていました。

道具がきちんと帰ってくるように.jpgミドリのゴミの分別.jpgほうきと塵取りの居場所.jpg工房ミドリ作業場整理整頓がしやすい工夫.jpg

日本人の経営者ならではのきめ細やかな取り組みや、様々な国から集結した従業員の方々との信頼関係やお互いを尊敬しあう姿勢をしっかり育んでいらっしゃるのを感じました。

工房内部.jpgミドリのビジョン.jpg工房ミドリの社訓.jpg

それぞれの工程の技術者の方々が、自分の携わっている仕事についてとても熱心に分かりやすく説明をしてくださいました。

工房の皆さんが自分の仕事に自信と誇りを持って働いていらっしゃることが伝わってきました。

工房ミドリ作業場2.jpg技術者の皆さん一生懸命に説明をしてくださいます。.jpg

一生懸命に説明をしてくださいます.jpg出番を待つパロサントたち.jpg無駄のないように彩の良い組み合わせの廃材を使った試作品.jpg

Tさん、お忙しいところ最後まで丁寧に案内をしていただきありがとうございました!

緑色を始めとした様々な色が混ざり合ったパロサントの端材を余すことなく活用することに向けた工房の様々な取り組み、斬新で魅力的なアイデアやデザインにすかっり目と心を奪われました。

最後にショールームをMさんの説明を受けながら見せていただきました。

Mさんは石川県出身とのことで、隣の富山県出身の私はとても親近感を抱きながら商品説明に耳を傾けました。

カピバラなどの可愛い表情の動物のお香立てや置物、アロマジェルやお箸、キリスト教に関係する壁掛けや子どもも楽しめるパズルetc、、、

ショールームの商品説明.jpg商品説明.jpgパロサントのパズルゲーム.jpg

お話しされる商品、全部欲しくなっちゃいます(^▽^;)

作り手の様々な思いが込められた作品は忖度無しでどれも本当に素敵でしたよ。

出来上がった後も年月を経て、色が変化していくというのもパロサントならではの魅力ですね。

工房を包み込む優しい香りに癒されながら、パロサントで作られた可愛らしいベンチに座って、過度な伐採による資源の枯渇に繋がらないよう将来を見据えたパロサントの植林を進めているといったお話なども伺いながらゆったりとした有意義な時間を過ごさせていただきました

工房ミドリ店舗での商品説明.jpg

工房の皆さん、どうもありがとうございました❕❕❕

工房訪問から2週間後、3人の隊員の名前がおしゃれに刻印されたウイスキーカップとコースターが無事に出来上がってきました!(^^)!

喜んでいただけると嬉しいなぁ~♡

プレゼント渡し1.jpgプレゼント渡し2-2.jpgプレゼント渡し4.jpg

送別会当日、抽選で決まった強運のプレゼンターから3人の隊員に手渡していただき、笑顔で受け取っていただきました\(^_^)/

今回帰国する3人の隊員のひとりYさんは「コミュニティ開発」という職種でパラグアリ県の「農業金融公庫中央南部支部パラグアリ顧客センター」に配属され「顧客商品の付加価値向上の取り組み」に尽力されてきました。

そして工房主宰Tさん・現地の織物職人さんといっしょに「パロサント染め」のコラボ商品化を達成されています!

パロサントのウイスキーカップとコースター無事に届きましたよ!.jpg

⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧⇧写真いちばん左がY隊員です。

工場から出るパロサントの端材を活用して工房で製品を作り、その課程で出る廃材をさらに活用している染め物って、、、、、

素晴らしすぎませんか❣❣❣

もちろん「パロサント染め」は工房のショールームにもいろいろ展示されていましたよ~⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩

ショールームで商品説明.jpgショールームに飾られているパロサント染め.jpg                   

既にMさんおすすめの商品のひとつになっていました!

主宰のTさんもとても気に入っていらっしゃるようで、大切な我が子を抱きかかえるように手に取って、それはそれはうれしそうにお話しを聞かせてくださいましたよ。

新商品のパロサント染めを手に.jpg

Y隊員の頑張りがいっぱい詰まった「パロサント染め」。            どんな肌触りなのか触れてみた~い♡♡♡とか、香りに癒されてみた~い♡♡♡という方はぜひフェルナンド・デ・ラ・モラの工房に足を運んでみてください。

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