2024/10/06 Sun
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『宮ちゃん!』と呼んでくれる大切な人


親友のFさんがバレーボール大会に出場するというのです。
Fさんは5か月前にパラグアイの小学校の数学隊員として着任したのですが、着任よりず~っと前の、昨年から掲載されているこのブログの第1回目「大切な宮ちゃんだから」の記事の写真の中で私の隣で笑いながら既に登場しているのです。
そうなんです!彼女は駒ケ根訓練所の同期生なのです!
2018年度隊として私がアルゼンチンのブエノスアイレスに派遣されていた同時期にパラグアイに派遣されていたのです。そして私と同様に新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けて帰国を余儀なくされたのです。
日本ではまだまだ感染拡大中にも関わらず、私の故郷富山県まで会いに来てくれました。
そして、何より現在パラグアイで唯一、私のことを「宮ちゃん」と呼んでくれている大切な心の友です。
「アスンシオンでバレーボール大会に出場するので、試合の前日に泊めてもらってもいい?」と連絡があり「もちろん、大歓迎 !!!」って言いました。
だって、短期派遣なので後1か月程で帰国してしまうのです。彼女がフェルナンド・デ・ラ・モラの私の部屋に泊まるのは今回が2回目ですが、、、
パラグアイでゆっくり話せるのはこれが最後。・゚・(ノД`)・゚・。かもしれません。(結局その後もう1回お泊まりしています!(^^)!)
えっ?でも、試合の前日って?前日でいいの?集まって練習とかしなくてもいいの?
他人事ながらなんだか心配になってきます。
今回の大会は首都アスンシオンで開催されます。彼女の任地からは時間がかかるので、アスンシオンに近い私の部屋からなら直ぐに会場に行けます。
「そっか、親睦・交流がいちばん大切な目的だからいいのかなあ~っ」て思い直して、近くに住むソーシャルワーカー隊員のTさんもお誘いして夕食会をしました。
Tさんもパンデミックの前にパラグアイに派遣されていてFさんと活動期間が重なっていたので、既に顔なじみです。Tさんは間もなく任期を終えられ、Fさんより一足早く帰国されます。
次いつ集えるか分からない3人でパラグアイでの「最後の晩餐」です。
Tさんが持参してくださったパラグアイで一番美味しい(かもしれない)賞をもらっている有名なビールを飲みながらたくさん語り合いました。。。。
それにしても、、、Fさん、明日の試合大丈夫かなぁ、、、、、、
JICA隊員の中には、様々なスポーツに秀でた人が多いから、集まったばかりでもきっと大丈夫ですよね!
でもやっぱり心配(≧▽≦)
翌朝、先週の遠方出張の疲れが残る身体に気合を入れ、少し眠い目をこすりながらFさんといっしょにバレーボール会場へ向かいました。
私は全力で応援しま~す!


バレーボール経験者は少なかったものの、この日集まった仲間の中には、体操隊員やパラグアイ女子柔道のパリオリンピック代表選手の指導を務めフランスから帰ってきたばかりの柔道隊員もいます。
私の友達は学生時代はボート部の選手でした。スポーツが大好きで富山県に来た時は立山登山もしています。
メンバーが集まったら、早速打ち合わせをします。
いよいよ試合開始!
みなさん、頑張ってください !(^^)
Fさんもニコニコ楽しそうに動いていますね。
プレイが決まるたびにみんなでハイタッチして大いに喜び合います(*^▽^*)(*´▽`*)
こういうの大好き ❣❣❣
もうすでにチームワークができ上がっています ❣❣
でも、いざ試合が始まってみたら、私が思っていた以上にレベルの高いバレーボール大会でした。
次の週、職場の同僚で、このバレーボール大会を主催する青年部の部長Sさんに大会の正式名称や趣旨を伺ったところ、、、
大会の名称は、スペイン語で”Torneo Interno del Club de Voley de Seinen 2024”、日本語では【2024年アスンシオン青年部バレーボールクラブ内部大会】と言うそうです。
そして、次のような立派な目的や大会への熱い思いが込められていました。
『このトーナメントは、バレーボールクラブの生徒たちに大会に参加する機会を提供することを目的として生まれました。私たちバレーボールクラブの主催者として、このイベントが子供や若者とニッケイコミュニティの大人たちを統合し、世代を超えて受け継がれてきたスポーツ精神を伝える絶好の機会であると確信しています。』
【バレーボールクラブ ⁉】、、、ですか? 【クラブ】だったのですね。
ということは日頃から集まって、楽しみながらも「粒々辛苦」バレーボールに親しんでいらっしゃるということですよね ❣
どおりで!(≧▽≦)!
アスンシオンの皆さまの力強く素晴らしいプレイとパーフェクトなチームワークに納得いたしましたヽ(^。^)ノ
JICAチームは個々の素晴らしい能力といきなりの良好なチームワークを発揮したのですが、やはり日頃から技術やチームワークを培っていらっしゃるアスンシオンのクラブの皆さま方の力の前に惜しくも屈しました ‼
試合はメンバーの中に16歳以下を3人入れなくてはいけないというルールでした。我らがJICAチームの16歳以下のメンバーはパラグアイJICA事務所の所長さん、調整員さん、職員さんのお子様方とそのご親友の貴重な4人です。この4人はほぼ全ての試合に出場することになり、正に「粉骨砕身」、全力を出し切って最後まで頑張りぬきました。
しかも笑顔で!
凄い4人です ‼
そして、、、、、
笑顔と言えば、Fさんも最高の笑顔で楽しんでいましたよ。
帰国直前のJICA隊員のTさんとYさんも応援に駆けつけ、笑顔で仲間のプレイを見守っていました。
いつでもどんなときでも仲間の笑顔っていいですね~♡
そうです!
この笑顔こそがJICAチームのいちばんの良さなんです!!
ほとんど毎週のように週末は遠方出張に行かなければならない私にとって、久々の稀少な日曜日ではありましたが、眠い目をこすり、重い身体を引きずってでも応援参加させていただいて良かったなぁ~って思える日になりました。
皆さん、たくさんのパワーと笑顔をありがとうございました。
そしてFさん、ありがとうございました。
日本でも笑顔で頑張ってくださいね!


やった^=~
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