JICA海外協力隊の世界日記

ダラットの旅行日記

#11ダラット旅行日記 最終章

皆さん、こんにちは

ダラットで観光隊員として活動している三好です。
いよいよ私の隊員生活も残り三週間となりました。

この日記では、最後の締めくくりと私にとっての協力隊を振り返ります。 

はじめに。
まず触れたいのが私の隊次のことです。2019-3次隊の幻の隊次と呼ばれています。訓練時代に共にした同期約200名はコロナ禍の待機期間を経て、この次隊として派遣された隊員はわずか。待機期間中に別の道を選んだ方、1年以上の待機期間を経て、別の隊次として派遣された方など前途多難な歴史的に語り継がれるであろう隊次です。 

そういった困難な状況の中、私たち2019-3次隊は派遣されました。

私はベトナムのダラット市にて観光広報を2年間担当することになりました。2年間の成果として、ダラット市を紹介する日本語のウェブサイトを作成し、日本人旅行者へ情報を届け、旅行しやすい環境を作ることできました。

①憧れていた協力隊と現実。

小さい頃から夢見てきていた協力隊。

「海外のとある片田舎で1人派遣され、
現地の言葉を使って、
現地の生活に溶け込み、
現地のために活動している。
私にとって輝いている憧れの存在でした。 

実際に活動してみると、理想と現実の乖離がありました....

配属先に必要とされているかわからない自分。誰かの役に立っているかもわからない活動。周りの話している言葉がわからず、自分を表現できない自分にいら立つ日々。

②現地での活動

そんなもどかしい日々を送っていましたが、ダラットの人々に優しく受け入れてもらうことで、徐々に現地になじむことができました。日本はベトナムに多くの援助をしている国。親日国として多くのもてなしをしてもらいました。

そして、各観光地を取材する中で、広報活動してくれてありがとうと感謝の言葉と共に、徐々に活動を現地の方に認めてもらうことも増えました。

なによりもダラット旅行する日本人の方に活動を評価してもらうことが多かったです。ダラットで唯一の日本人窓口として旅行をサポートする中で、色んな感謝の言葉をもらえました。

③人生を豊かにしてくれた素晴らしい経験

なんの取り柄もなかった自分でしたが、2年間ベトナム語を使って、ダラット市観光の役に立つことができたことを誇らしく思っています。

私1人では何もできませんでした。私の活動を通して、1人でも多くの方がダラットに興味をもってもらい、ダラットに来て下さるようになった。この小さな変化が私のちっぽけな成果です。継続してJICAがサポートしていくことで、少しでもダラット市に訪れる外国人が増えることを祈っています。 

ベトナムの組織で活動した経験は、ベトナムという国を現地の目線で見ることができました。この目線を大切に、日本と海外をつなぐことを別の形で今後も行っていきたいと思います。

※写真説明
写真①ダラット市を背景に記念に一枚
写真②配属先での観光促進課チームでの写真
写真③国立公園視察時の写真~国立公園の方、メディアの方、スポーツ庁の方と一緒に~

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