JICA海外協力隊の世界日記

Mori先生のLet's go! ヤップ島!

友情のシュート!

GO!GO!!シュート!!!

11月9日、ヤップ島の小学生を対象としたサッカー大会を開催しました。
9月、10月と授業の中で取り組んできたサッカー。その成果を発揮するべく全島から子どもたちが集まります。
集まるはず!
期待を胸に子どもたちの到着を待ちます。
!?
貸し切ったバスが到着すると、参加予定だった9校のうち4校のみの参加という事…
少し残念ですが、落ち込んでいる暇はありません。
集った子どもたちのやる気は満ち満ちています!

という事で参加したのはギルマン小学校、ダリペビナウ小学校、バエル小学校、ノースファニーフ小学校の4校。
テクニックで相手を翻弄する子もいれば、無尽蔵のスタミナを武器に駆け回る子もおり、個性があふれた大会となりました。
今回は男女混合で7人対7人の試合。1チームにつき少なくともピッチ上に2人の女子がいる事を条件に、交代は自由というルールで行いました。

4校のうちの2校は協力隊の小学校教員が活動している学校で、彼らの熱意溢れる指導が子どもたちに伝わっている様子でした。
結果としては、以前からサッカーに積極的に取り組んでいるギルマン小学校の優勝。おめでとうございます!

でも結果以上に大切な事。それは失敗を恐れずシュートを打つこと…打たないと点は入りません。
一人ではプレーできない。チームメイトそして相手への思いやり…

私と州のサッカーコーチの二人で審判をしていたのですが
「スポーツマンシップ、フレンドシップを大切に敬意をもって戦おう!」
と試合前に選手に語り掛ける事を2人で約束していました。

加えて嬉しかったこと…
先日の学校訪問の際、私が態度を注意したことから興奮してしまい、荒っぽい言葉を使って感情的になってしまった子がいました。
その子がこの日
「ごめんなさい!次はちゃんとやるから、また学校に来てね!」
と笑顔で話してくれました。
私も彼に対してどう接しようか悩んでいたので、彼の方から話してくれたことで気が楽になりました。
そして気持ちは伝わる、理解してもらえるという自信を持つことが出来ました。

ヤップの学校では行事が少なく、今大会は運動会兼遠足のような行事となっていたように思います。
体育・スポーツを通して、感情の表現や友達との関わりが学べる事、挑戦の大切さを感じる事は、とても有意義だと私自身が学んだ一日でした。

次回の小学生向け行事は陸上競技大会!私の本職です!!
貴重な学びの場にできるように頑張ります!!

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ