JICA海外協力隊の世界日記

届け!ベナンだより☆

ベナンで感じる日本文化!

私の任地セメポジは最大都市コトヌーのお隣。JICA事務所も隊員宿泊所のドミトリーも、大きなスーパーもレストランもたくさんあるのがコトヌー。1年あとに来たコトヌー隊員と仲良くなったのがきっかけで、1年半もベナンにいるのに今になってコトヌーの知らなかった情報を知る機会が増えているこの頃!

つい最近、ローランドさんというお友達ができました。実は彼女、毎週末の土曜と日曜にボランティアでやっている日本語教室の先生。

え?ベナンで日本語?】って思いますよね。実はここベナンにも日本語学習者がいるんです。彼女はベナン出身のタレント、ゾマホンさんが建てた日本語学校に通って日本語を磨き、過去に1年間都内の大学に留学生として住んでいた経験もあります。話すのも上手で、日本の感覚も知っているので、一緒にいるといい意味でベナン人らしくなくて、日本人みたいです。

初めて見る日本語教室。母語である日本語は一体どうやって教えられているんだろう?と考えながらの見学。なるほど、生徒からしてみたらこうゆうところが難しかったり、疑問に思ったりするんだっていうことが知れたりして、とっても新鮮で楽しかったです。

生徒:こんにちはの【】はなんで【】って書かないのに発音するときは【】の音なんですか?

私:えっ…(確かに!えっ、なんでだろう…。笑)

そうやって聞かれた私は、とっさにこたえがわかりませんでした…。自分にとって最初からそうゆうものだって思って身についた日本語を説明するのは、なかなか難しいんだなと実感。

残り任期が4ヶ月となりましたが、週末に来れるときにはぜひ参加して、少しでも日本語を教えるお手伝いができたらなと思っています。

最後にもう1つ。ベナンでは剣道もやっているんです!剣道経験のある過去の隊員が始めた剣道。今ではその隊員に指導を受けた人が先生となって、ベナン人だけでも行われているんです!

黙想や挨拶、礼やかけ声、数のカウントももちろんすべて日本語。道着や防具はJICAの「世界の笑顔のために」プログラムでいただいたもので、過去に日本で使われていたものを使っています。

こんなに遠い国で、ほとんどの人が日本に行くのが難しいであろう中、自ら選んで日本語や剣道を学んでくれているということが、日本人としてとっても嬉しく思いました。

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