2022/04/12 Tue
人
#1 マダガスカルの体育教師
初めまして。
2021年度1次隊でマダガスカル共和国に派遣されている椋 航平です。マダガスカルに来て約7ヶ月経ちました。
初めての日記なので、活動紹介と、日記を書こうと思った経緯について話します。
冒頭にも書いていますが現在マダガスカルのAntanifotsyという小さな村に住んでいます。
JICA海外協力隊には、190以上の職種があり、9つの分野に分けられています。私はその中の人的支援の分野で、体育の職種で活動させていただいています。
一つの学校に所属しながら学校専属の教員として働くのではなく、日本で言う教育委員会のような組織に所属しながら、村の学校を巡回指導する形で毎日学校に行き体育の指導や日本語レッスンや日本文化の交流会を実施しています。
教員でありながらも、アドバイザーの役割を果たしています。活動先学校も自分の意思で決めることができます。活動前からできるだけ広い年齢層と関わりたいと考えていました。そのため現在は、幼稚園から高校生までの子供と日々接しています。
幅広い年齢層と関わりたいと思うのには明確な理由があります。マダガスカルの教育について詳しく学ぶ時間がないので、できるだけ現場に足を運び、自分の目で見て、体で経験することで、マダガスカルの教育環境や先生、生徒の様子から学びたいと思ったからです。
そこで学んだことを、自分の活動に取り込みながら、日本式の体育を押し付けるのではなく、マダガスカルのこの村の教育環境に寄り添った形で体育を実施するべきだと考えています。
次になぜ私が日記を書く事になったのかの経緯説明をします。
結論から言うと、「JICA海外協力隊の世界日記」の存在が、私が協力隊に参加するためにとても役に立ったからです。
大学卒業後にすぐに参加する事になったので、現場経験はほとんどありません。日本の教育機関で働いたことがない私にとって、途上国の教育機関でボランティア活動をすることを具体的にイメージしながら、どのような形で指導を実施するのか想像することは容易ではありません。勿論協力隊参加OBの貴重な活動話も何度も聞き、説明会にも積極的に参加しましたが、その人たちにとっては過去の話をしているので、臨場感や今起きていることを聞きたいと思った私にとっては物足りなさがありました。どうにかして今現場で起こっている情報を入手したいと思っているときに、この日記の存在を知りました。
私のように新卒で協力隊に参加したいと考えている人のキッカケになれる日記を書こうと思っています。
質問等があれば個人的にFacebook申請していただければ、私の答えられる範囲で質問に回答することができます。
そして、もう一つ理由があります。私は高校から寮生活を開始して、大学も寮生活をしていました。学生時代もサッカーに忙しく、家族や親族とゆっくりと時間を共有することが難しい生活を送っていました。この日記を通して、家族と親族に自分の活動やマダガスカルで元気に生活している姿を見せることも、ボランティア活動の意義だと思っているからです。
これから日記を書き続けるにあたって、大きく3つの目的を達成することを目指します。
①協力隊参加希望者、協力隊に興味関心がある人のキッカケになる。
②家族、親族に恩返しできる日記を書く。
③2年間の活動で体験したこと、学んだことを次のステップに繋げれるように、整理しながらストックする。
これから2年間よろしくお願いいたします。
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