JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル日記

紙芝居講習会の開催

210日金曜日、JICA技術協力「みんなの学校プロジェクト(TAFITA)」の関係者を講師に招いてJICAオフィスで紙芝居講習会を開催しました。

ボランティア隊員が主体となって運営する分科会活動の一環です。
今回は教育分科会と保健分科会の合同で実施する事に決めました。

教育・保健分科会に加入している隊員は多岐にわたる施設でボランティア活動を行っており、任地や活動先は異なりますが配属先から求められている活動に手洗い啓発、礼儀指導の共通点があることを、前回の分科会で確認することができました。さらに、話し合いの中で、TAFITAから供与して頂いた手洗いや挨拶などの紙芝居を実施してみて、子供たちの反響が良かったという隊員がおり、他の隊員からも紙芝居を使用して活動してみたいという意見が多くあったことから、紙芝居講習会を実施する事に決めました。

私は体育隊員として活動しています。
下は幼稚園、上は高校と年齢や学校に関係なく幅広く活動しています。

体育指導に加えて、日本文化交流や日本語指導、スポーツ指導、スポーツ大会の企画運営をしてきました。

マダガスカルの教育に貢献する事を目的として、自分にできる事と照らし合わせ活動した結果、幼稚園児、小学生に対して手洗い指導もしたことがあります。指導後の先生と子供たちの反応が良く、継続してほしいと要望がありました。

先生と子供がより当事者意識を持ち、手洗いの重要性を理解するために紙芝居を利用して啓発活動を継続していきたいと思い、講習会に参加することにしました。

マダガスカル人講師から、紙芝居教材を使用した生徒、先生、教育機関への多様なアプローチ方法と具体的な実践指導を体験できたことが大きな収穫です。

具体的事例を基に、教材使用時のポイントや紙芝居教材をプレゼントするだけで終わらない関わり方を、学ぶ事ができたと思います。

大人の行動変容を促す為に、大人から大人へのアプローチ方法と子供から大人へのアプローチ方法など、多様な方法がある事に気づきました。

効果的な方法を試行錯誤しながら見つけたいです。

講習会は、議事録作成と写真・動画撮影をしながら、一番後ろの席から参加しました。

参加者全体を後ろから観察していると、共通してどの参加者も講師の話に適当なタイミングで相槌を打ちながら、真剣に向き合っていることを観察することができました。

職種、年齢、活動内容などが異なる多様なメンバーが、共通の目的と明確な目標のもとに集まり、継続して学ぶことで、個々の活動成果に結びついていくのだと思いました。

とても学びのある1日でした。

講師の方々、分科会メンバーの皆様、本当にありがとうございました。

それぞれの任地で活動楽しみましょうね。

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