JICA海外協力隊の世界日記

マダガスカル日記

JICA海外協力隊マダガスカル派遣20周年記念式典イベント

20221210日 土曜日に首都のアンタナナリボ中心街に建築された駅跡地のイベントブースを貸し切り、JICAマダガスカルボランティア事業の20周年を祝うイベントを開催しました。

イベントにはマダガスカル共和国のンツァイ首相をはじめとする政府要人日本大使館から阿部大使、日本からはJICAボランティア事業担当の宮崎理事、多くの関係者の方々が参加してくださいました。
もちろん隊員、JICAマダガスカル職員、専門家など多くの関係者も参加しました。

このイベントのテーマはズバリ「感謝」です。

マダガスカル政府と日本政府の互いの協力のもとにJICA事業をマダガスカルで運営することができています。
今回イベントに参加された方々以外にも、隊員が普段活動で関わっている任地の同僚や関係者、日本で生活する家族やJICA職員関係者の本当に多くの人々の支えがあり20周年を無事に迎えることができたと感じます。
そしてこれからもお互い協力し合い親交を深めていけることを祈っています。

イベントは2部構成で開催されました。

1部では、ンツァイ首相、阿部大使、宮崎理事、そして隊員代表のスピーチ、隊員とマダガスカル日本語学校の生徒で「世界に一つだけの花」を合唱で披露しました。

日本とマダガスカルでは当たり前に言語が違いますが、音楽の持つ力は不思議で会場に来られていた参加者の想いをひとつにしたと感じました。

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隊員とマダガスカル日本語学校の生徒との「世界に一つだけの花」合唱

2部では、現地小学校の生徒がソーラン節やダンスを披露しました。

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(↑現地小学校の学生のダンス披露)

隊員も事前に何度も練習したマツケンサンバや「上を向いて歩こう」をステージで披露し、現地の人と交流を深めることができました。

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隊員、日本語学校生と小学生の共同で披露したマツケンサンバ

イベント会場にはブースがいくつか設けられていました。

マダガスカル日本語学校の生徒と協力して、日本の遊びを体験できるブースや日本文化の折り紙や習字を体験できるブースもありました。


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(↑日本語学校学生の運営した日本のおもちゃ体験ブース)

マダガスカルで入手できる野菜や食品を乾燥させて作ったふりかけの試食ブースは非常に人気で多くの人が来ました。

自分担当した教育ワークショップブースには隊員の同僚にあたる現地教員の多くが参加してくださりました私が日頃の活動で行っている体育の簡単アクティビティ紹介や育成年代の子供達にとっての体育の必要性や授業行い方注意点を簡単にまとめて伝えることができたと思います。

日本語体験ブースで学習した簡単な日本語で私たち日本人に話しかけてくれる子供達もいて、異文化交流の意義を果たしたイベントだった感じます。

イベント途中に突如行ったラジオ体操も子供達は元気よく積極的に参加していました。

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ラジオ体操実施後

マダガスカルの子供達の積極性と素直な心には毎日感心させられます。

今回のイベントでは日本人の活躍も勿論のこと、マダガスカル人の活躍がいたるところで輝いていた気がします。
イベントが成功に終わったのも現地の方々の協力あってのことです。

イベント終了時には隊員が積極的に会場を掃除する光景に感化されてマダガスカル人関係者も主体的に片付けと掃除の輪に加わっていました。

言語コニュニケーションだけでなく、姿勢で見せるコニュニケーションの形は海外に来てから、よりその意義と可能性を感じます。

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イベント参加者の手形を集めた手形アート。イベント終盤にステージで披露

今年の誕生日に決めた自分のテーマは「感謝できる人になる」でした。日記にも書いたと思います。

イベント前日から翌日まで多くの人に感謝の気持ちを言葉にして伝えることができた20周年イベントでした。

残り少ないボランティア活動期間も充実させていきたいです。

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隊員とJICAマダガスカルボランティア班)

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