JICA海外協力隊の世界日記

ヒマラヤの日本語教師あいじ

第29回 北インドスピーチコンテスト

みなさん、こんにちは。
インドの北部ウッタラカンド州のデラドゥンにあるドゥーン大学で日本語指導をしている武藤愛です。

先日、デリーのJawaharlal Nehru Universityで、
北インドスピーチコンテストが行われ、
学生18人と一緒にデリーへ行ってきました。

今回のスピーチコンテストは、
毎年1月に行われるMOSAI( Mombusho Scholars Association of India)主催のインドスピーチコンテストの予選にあたるものです。

学習年数によりジュニアの部とシニアの部があり、今回の出場者は、
ジュニアの部12名、シニアの部11名の合計23名でした。


出場者のスピーチのテーマは、


ジュニアの部
1.きれいな命
2. 「ふつう」をつくる仕事
3. 思うよりつよい私
4. どうしよう?
5. せいちょう
6. 時間のいたずら
7. 日本語
8. クリケットとアルバイトから学んだこと
9. けっこん
10. カタカナ言葉
11. 大切なあの日
12. 幸せとは…

シニアの部
1. ハチ公を見て
2. ストリートプレイ
3. 別世界
4. 継続は力なり
5. インドの交通事情と心のルール
6. いい仕事
7. 擬態語と擬音語
8. きずな
9. 教育と権利
10. 私の先生体験
11.「私が一度きらいになった日本語をもう一回好きになるまで」


といったもので、
日々考えていることを上手にまとめて話していました。

緊張して途中で止まってしまう学生もいましたが、
どの出場者も一生懸命練習したことが伝わってきました。

自分の学生もそうでない人にも、
すべての出場者に「最優秀賞」をあげたいと思うようなスピーチで、
本当に感動しました。

今回のスピーチコンテスト、
私の配属先であるドゥーン大学への開催連絡が大変遅く、
スピーチを書くところから、暗記、質疑応答の練習までが2週間弱。

正直、期限内にスピーチを書くことすらできないかもしれないと思ったのですが、
限られた時間でスピーチを書き上げ、何度も練習していました。
コンテストでは、最大限の力を発揮することができ、
私もとてもうれしかったです。


また、出場者を支えた他の学生の役割も大きく、
ドゥーン大学の日本語学科が1つのファミリーになれた気がします。
今回、出場した学生も、応援団として参加した学生も、
スピーチコンテストはとても良い学びの場になったと言っていました。

来年のコンテストまでに、今から少しずつ準備を進めていくと言っているので、
来年を期待しながら、活動を続けていきたいと思います。

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