JICA海外協力隊の世界日記

エジプトからアッサラーム・アレイコム

ラスガーリブ視察

先日、先輩隊員とラスガーリブにある職業訓練を視察してきました。

配属先のハルガダ社会連帯省ファミリープロダクト部は、ハルガダ以外に紅海圏(サファーガ、ラスガーリブ、コセイル、シャラティーン)にある職業訓練所を管轄しています。

ラスガーリブは、ハルガダからバスで片道2時間の距離にあります。ハルガダと比較すると、街自体は小さくないものの、交通量や街ゆく人が少なく静かな印象を受けました。支局員の案内で、3つの職業訓練所を見せて貰いました。木を加工しキーホルダーやおもちゃを作っている施設、小さな工房で家具を作っている施設など、ハルガダと違ったモノづくりの現場を見ることができました。

中でも、シュバーン・ムスリミーンという施設が非常に活気があり、女性たちが真剣にミシンを使って仕事をしていました。

この施設は、ミシンとかぎ編みの職業訓練に力を入れており、Facebookを活用して、施設の活動を宣伝しているそうです。現在、巡回しているハルガダの職業訓練所で、このような広報活動を行っている施設はありません。また、新商品の製作にも意欲的で、新しいアイディアやデザインを学ぶために、国際開発機関が主催したモノづくりセミナーにも参加したそうです。地方というマーケティングに不利な環境にありながら、自分たちの力で施設を活性化していこうという姿勢に圧倒されました

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