JICA海外協力隊の世界日記

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エジプトからアッサラーム・アレイコム

2015/08/02 Sun

文化

ラマダン

イスラム教徒の多くは、1年に1度、1ヶ月間、断食を行います。この1ヶ月間をラマダン（断食月）と言い、イスラム暦の９月にあたります。

※イスラム暦・・・イスラム諸国で採用している宗教的な暦。新月から新月までを１ヶ月とし、１２ヶ月で１年となる。イスラム暦では、１年が３５４日と太陽歴より１１日短く、毎年１１日ずつ前へずれる。

２０１５年、エジプトのラマダンは、６月１８日〜７月１６日でした。同僚に聞いたところ、夜中３時にお祈りと食事を済ませたら、夜7時頃まで、およそ16時間に渡り、食べ物と飲み物を一切、口にしないそうです。妊婦、病気の人、旅人は、断食しなくても良いそうです。

こちらの夏は猛暑で、日中は40度近くあります。外を歩けば照りつける日差しで汗だく。職場もクーラーなしで汗だくという環境。体力の消耗が激しく、食べ物はまだしも、喉の渇きを我慢することは、かなり過酷です。何故イスラム教徒たちは、16時間も飲まず食わずで平気なのか？そもそも、何のために断食するのか？同僚たちに聞いてみました。