JICA海外協力隊の世界日記

エジプトからアッサラーム・アレイコム

新商品の展示会

今年2月、ハルガダの中心部に、職業訓練所で制作された手工芸品を扱うアンテナショップがリニューアルオープンしました。店舗の宣伝も兼ねて、先日「新商品の展示会」を開催しました。上の写真は、配属先の同僚が制作してくれたチラシです。ハルガダは、外国人居住者も多いので、英語バージョンも制作してくれました。事前にFacebookやメールでイベントの宣伝を行いました。Facebookを使用している同僚も多く、イベントのお知らせを周囲にシェアしてくれたようです。

展示会で、イスラー(ミシンの職業訓練所)で制作した新商品を販売しました。ポーチ、エコバッグ、サングラスケース、コインケースを今回初めて販売しました。サングラスケースは、いつもお世話になっている女性のアイディアから誕生しました。日差しの強いハルガダでは、エジプト人、外人問わずサングラスの利用率が高いです。私も、街でサングラスを買いましたが、ケースが付属ではなかったので、早速購入して使っています。エコバッグは、展示会のお知らせを見て来てくれたという外国人の女性が、在庫のほとんどを購入されて、展示会のために制作した個数は全て完売しました。ちょうど外国人の女性がバッグを購入された時に、イスラーで働く女の子がその様子を見ていて、とても嬉しそうだったのが印象的でした。

ボランティアの目線でみると、新店舗の運営に関してはまだまだ課題が多くあると感じます。素敵なお店の完成がゴールではなく、どのようにしてお店を良くしていくか。商品のディスプレイ、広報活動、新商品開発、既存商品の改善.... 課題は沢山あるように見えますが、関係者たちが、こういった視点を持ち合わせていないことがボランティア活動の難点です。考えたこともない人に、このような話をいくらしても、なかなか理解はできません。残り少ない任期ですが、自分の出来る事を精一杯やっていきたいと思います。

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