JICA海外協力隊の世界日記

エジプトからアッサラーム・アレイコム

サファーガ視察

私の配属先、ハルガダ社会連帯省の職員ワイルさんの案内で、サファーガという街に行ってきました。サファーガは、ハルガダの南に位置し、ハルガダから車で1時間の距離にあります。

今回、サファーガを訪れたのは、とある「お店」の視察が目的でした。そのお店は、以前ワイルさんが、サファーガのNGOに勤務していた時に、彼の発案で設立されました。

お店は、女性の収入向上を目的に運営されており、手工芸品と加工食品(パン、お菓子、家庭料理など)が販売されています。全ての商品は、地域の住民が製作し、持ち込んだものです。商品を作った人が、自分で値段を決めて、お店に持ち込み、売れたら収入になるというシステムです。お店の賃料と、商品販売はNGOが支援しています。ワイルさんがNGOを去って以来、ショップの広報活動が停滞し、商品を持ち込む人が減少してしまったそうで、特に食品コーナーが品薄になっていました。

ワイルさんは、女性の収入向上が、貧困問題の解決に繋がり、同じようなお店をハルガダでも設立できないかと考えています。

このようなお店があれば、材料費のみで、誰でも収入を得るチャンスが掴めます。特に貧困層がリスクを負わず、直ぐにビジネスを始められるのが良い点だと思いました。

お店を設立するために、また設立できたとして、収入向上のチャンスをチャンスで終わらせないために、ボランティアとして、どんなサポートができるか考えていきたいと思います。

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