JICA海外協力隊の世界日記

エジプトからアッサラーム・アレイコム

3度目のラマダン

エジプトに来て3度目のラマダンがやってきました。約1ヶ月に渡るラマダン期間中、イスラム教徒たちは、夜中3時半〜夜18時45分頃まで約16時間いっさいの飲食を控えます。現在ハルガダは、日中40度を超える猛暑です。この暑さの中、断食が体力的に辛いこともあり、ラマダン期間中に1週間程度のまとまった休みを取得する人たちも多く、配属先の建物は普段より職員が少なく静かです。

ラマダン中の楽しみと言えば、なんと言っても16時間の断食に耐え、最初にとる食事「イフタール」です。今年も同僚のお家にお邪魔させて頂きました。上の写真のジュース、凄く美味しかったです。ラマダンの時だけ作るそうで「ホウシャーフ」と言って、エジプト風フルーツカクテルです。中には、メロン、なつめやし、ぶどう、りんごが入っていました。

イフタールです。食事が始まってすぐに、大きなチキンを1つ皿に盛られました。「これは大きすぎるよ。一人じゃ食べれないから、半分にしていい?」と言ったら、「全部食べなさい。」と言われました。。。大きなチキンを完食するのに精一杯で、他の料理がほとんど食べれませんでした。 「断食してヘトヘトなのに、これだけの料理を何時作るの?」と聞いたら、「手の込んだ料理は、夜作って、冷蔵庫に入れておくのよ。日中は、仕事に行って帰ってくるだけで疲れるから、簡単なものしか作らない。」と言っていました。暑い中の断食、できるだけ体力を消耗しないように女性たちは工夫しているようです。

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