みんなあのねのセネガル便り(西村隊員は帰国しました。)

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西村 綾介
神奈川県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
セネガル サンルイ州サンルイ市
一言メッセージ
ボクでなきゃ!キミでなきゃ!たわむことのできるしなやかな軸をもって、子どもたちの笑顔のために力を合わせて頑張ります。

 

みんなあのね、「子どもの世界」

2016.10.08

活動

子どもたちと過ごしていて思うのは、

オトナの入れない「子どもの世界」があるということ。

子どもの世界観というのは、本当に不思議で、

子どもたちの想像力や柔軟性に感心してしまう。

本当は、その子どもたちだけの世界に入って、

いっしょに遊びを楽しんでみたいのだけれど、それはできない。

世界観に入り込めないというのもあるし、

オトナが入ってはいけない、

子どもだけの特別な世界のような気もしている。

セネガルの保育者にとっても同じようで、

子どもたちが自分たちの世界で楽しんでいる様子を、

遠くから見ている目は、微笑ましい。

「あの子はなんてお調子者なの、あれま。」のような言葉も耳にする。

現地の人のように言うと、

「キー サイサイ ラ、 アイヤイヤー、ウララ~」のような調子。

この言葉を口にする保育者は、基本的に笑顔で言っている。

セネガルでは、長かった長期休暇が終わり新学期を迎えた。

去年度こちらでお伝えしていたシテニャフ幼稚園での活動が、

今年度もいよいよ始まる。

活動の柱は、幼稚園での情操教育なので、

タリベたちを対象にした活動は、空いた時間に、となるのだけれど、

私にとって、タリベはとても気になる存在で、

タリベの余暇支援も精一杯取り組んでいこうと思っている。

タリベとのお絵かき教室、

タリベたちは自分たちで色鉛筆を削り、集中して描くことに取り組み、

好きなところに作品を貼ったり自分のカバンに大切にしまったり、

それが終われば、後片付け、掃除をする。

お絵かき教室を始めたころは、

私が用意して、私の声掛けで片付けをしていたのが、

今では自分たちから進んでやるようになっていることが、

私にとってはとてもうれしい。

そして、子どもたちが作品を大切にする姿も私はうれしい。

子どもの作品、ヒコーキ。

鉛筆の持ち方、線の書き方、太さを変えること、色の塗り方、

技術、もしくは能力というのだろうか、

子どもたちに身につけてもらいたい力はまだまだある。

この作品を見ても、

窓を塗る部分ははみ出ているし、

線の淵まで塗りつぶすことも苦手なようである。

人間を描いたときは、頭から手足が生えている。

10歳くらいの子どもでも、そう描く子がいる。

でも、「こうしなさい」「こう塗りなさい」「こう描きなさい」

とは言いたくないし、

もし伝えるとしても、言葉かけのタイミングや言葉選びは大切にしたい。

言うのは、いまではないと思っている。

私はこの作品を見て、空の色遣いが素敵だなぁと思う。

私だったら、きっと空は青で塗って、

少し水色を混ぜて満足してしまうのだろうなぁと思った。

なんだか、どこまでも飛んでいけるようなヒコーキ。

見ていてわくわくしてくる。

「子どもの世界」を大切にしながら、

今日も子どもたちと過ごしていこう!