みんなあのねのセネガル便り(西村隊員は帰国しました。)

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西村 綾介
神奈川県

タイプ/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
セネガル サンルイ州サンルイ市
一言メッセージ
ボクでなきゃ!キミでなきゃ!たわむことのできるしなやかな軸をもって、子どもたちの笑顔のために力を合わせて頑張ります。

 

みんなあのね、「中くらいの怪獣たち」

2016.12.23

活動

お面作りのブームがやってきた。

子どもではなく、私に。

ということで、幼稚園で実施した活動の難しさを少し上げ、

孤児院の子どもたちともお面作りをした。

下準備などはせず、

目の位置に穴をあけたり、耳にかける紐を通す作業をしたり、

少し難しいかなと思う作業も子どもたち同士の力でやってもらった。

ちょっと難しいくらいが楽しいようで、

いきいきした表情でお面作りに取り組んでいた。

お面をつけた孤児院の子どもたちは、

幼稚園にいた小さな怪獣より少し大きな

中くらいの怪獣だった。

ただ、いつも「ごめんね」、と思うのが、

材料でなく用具の不足である。

幼稚園を含め、施設などでは

情操教育に十分な予算を確保できないところも少なくなく、

今回の制作で言えば、孤児院では、25人の子どもに2つのカッターだ。

ひとりひとつ、ということが基本ない。

カッターは安全面の配慮もあるため

見守れない人数での作業は避けたいけれど、

クレヨンや絵の具などは十分な数をそろえたいと思う。

サンルイ市内のとある公立幼稚園では、

40人のクラスに色鉛筆1ケースのみ、

というような状況である。

このような状況では一斉指導は難しく、

ほかの児童の作業中に待ち時間が生じている。

待ち時間を遊びの時間に、とも考えたが、

教室内で作業している子どもの隣でほかの子どもが遊ぶのは、

作業をしている子どもの邪魔になってしまう。

では、園庭で遊ぼう、と言ったところで、

見守る先生を確保できないことや、

園庭自体が狭く、自由遊びが難しいという現実もある。

子どもの待ち時間は、

多くの教育隊員がぶつかる課題のうちのひとつであるが、

その背景にあるものは園や学校によってさまざまである。

幼稚園の小さな怪獣たち。

一度怪獣になると、なかなか人間の言葉が通じなくなってしまい、

怪獣の言葉を話さないと伝わらなくなってしまう。

そこで、怪獣からサンタクロースに進化してもらうことにした。

私の勉強不足もあり、

先生が子どもたちに進化しようと話をしているとき、

進化という単語が聞き取れず、何を言っているのかわからなかった。

辞書を引いて意味が分かり、

進化と言う言葉を聞いているときの

子どもたちの表情を改めて見て見るとまた面白い。

サンタクロースに進化した子どもたちは、

「寝ている子どもを起こさないように、ゆっくり歩く練習をしよう」

というトントン・パテ(年少クラス担任)の言葉をしっかりと聞き、

ゆっくり忍び足。

ロープ遊びでは、

ロープの両端を先生が持ちピンと張った状態で、

子どもたちがくぐったり、飛び越えたり、

それも忍び足で

本当にサンタクロースになれそうな子どもたち。

さて、あした1223日に、幼稚園でクリスマス会をする。

トントン・パテとタタ・バーチョ(年少クラスアシスタント)は、

折り紙でコップを折り、その中に飴とクッキーを入れ、

さらにそれを包むという作業で大忙し。

折り紙、なかなか難しいようで、

文字通りブーブー言いながら折っていた。

子どもたちが喜ぶ顔を見られるのが楽しみである。

皆さんも、よいクリスマスを!