JICA海外協力隊の世界日記

みんなあのねのセネガル便り

みんなあのね、「あたたかさ」

子どもたちの輝く笑顔を、眩しいまなざしを、

あたたかな雰囲気を、これからも、ずっと。

セネガルに来れてよかった、

子どもたちに出会えてよかった、

子どもたちを支えるオトナたちに出会えてよかった、

と思えるあたたかな日々が続いている。

子どもたちと工作をしたり絵を描いたり、調理活動をしたり、

繰り返すような毎日が、あたたかい日々だ。

セネガルの人の心はあたたかい。

テランガと呼ばれるおもてなしの文化があり、

一般に助け合いの精神も強い。

「度が超えているだろう!」と怒りたくなるようなときもあるけど、

人々はみんな明るく、人懐こい。

セネガル、サンルイの9月はまだまだ暑い日が続いていて、

昼食が終わると木陰にゴザを敷いて、

夕暮れまでのんびり過ごす人も多い。

オトナも子どもも、ゆったりとしたときの流れで生きている。

アタヤとよばれる甘いお茶を飲みながらの昼下がり。

最近、改めて感じたことなのだが、

セネガルでは、

赤ん坊も子どもも働き盛りの大人も、そして高齢の方も

世代を超えて、みんな仲が良い。

いっしょに過ごす時間が長いように思う。

男の人は、年齢に差があってもいっしょにサッカーをするし、

年上の子は、年下の子の面倒をよく見るし、

若い人と高齢の方が談笑している姿もよく目にする。

一度挨拶をすれば、みんな友だち。

友だちになったら、みんな家族。

そのような、あたたかさがある。

そして、あたたかさの中で子どもたちはオトナたちから

年上や両親を敬うなどの社会的なマナーを学び、

人を思いやる気持ちを育んでいる。

親しき中にも礼儀あり、ということを、

日々の暮らしから子どもたちは知る。

ここセネガルでは、「またあした」と

さようならの挨拶をすることが多い。

あした会う予定がなくても、

次にいつ会うか予定がなくても、

握手をして、「またあした」と言う。

家に帰るとき、

子どもたちに「またあした」

オトナたちに「またあした」

今日よりもあたたかい日になりますように。

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