JICA海外協力隊の世界日記

Alofa 常夏の島サモア日和

【文化紹介】〜最優先事項は食べること?〜

サモア人は食べることがとっても大好き。行事ごと(結婚式やお葬式はもちろん、学校では定期テストや来客が来たとき)これでもかっていう食べ物を用意しておもてなしをします。始め、この光景を見たときには唖然!【食べる】を重要視したとしてもここまで必要ないだろうというくらいのそれはそれは多すぎる量で。日本人の私からしたら、こんなに食べ物を用意するお金があるのなら、他にお金を回してもいいんじゃない?とも思ってしまいます。

自分が持っていた発展途上国のイメージとも180度実情が違っていて、はじめはこの国を発展途上国と呼んでいいものかとも思いました。ですが、彼らを見ていて【食べる】ということに対して、その意識の感覚が私たち日本人と違うような気もします。1、お腹いっぱい食べることが良い➡絶対にお腹いっぱいなる量(余るほど)を予め準備し食卓に出す。     2、食べることは験担ぎ➡大事な行事ごとに食べ物は絶対!他の何よりも食べることが最優先されます。       3、何を食べたか逐一気になる➡3食何食べたか日々の生活の中で聞かれることが多い       

私は、食べるということについて、日本でこんなにも考えたことがありませんでした。彼らはいつも食べる前に神に祈りを捧げます。『食べ物の恵みよありがとう』『今日も食べれることにありがとう』『神様本当にありがとう』サモアという小さな島国で、飢餓にも負けず今日まで生き延びてきた彼らだからこそ、食べ物に日々感謝をし、『食べる』ということを誰よりも大切にしているのではないかと。ここサモアでもう一度何よりも生きる源になる『食べる』という行為について考えさせれるのでありました。

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