JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ 輝くコラパータな毎日

スリランカのコンサート

アーユボーワン!こんにちは!

12月になると、学校はコンサートシーズンに突入します。

スリランカでは歌ったり踊ったりすることが、すごく大切にされているなと感じます。

学校でも毎年1度コンサートが開かれ、地域の老人会でも開かれ、オフィスでも開かれることがあります。

みんなその日に合わせて、よく練習し、きれいに衣装を仕立てて、しっかりステージを作って発表します。

歌は老若男女が知ってるものがたくさんあり、踊りも伝統的なものを中心としていろいろなものが踊られます。

何かあるとすぐに披露されるので「歌える、踊れる」ということはステータスなのだろうと思います。

まずは、私の巡回している先の学校のコンサート

何日も前から練習して本番を迎えます。地域の社会福祉担当官や地域のお坊さんなど来賓も招かれます。

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かわいいドレスもこの日のためにあつらえます。

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今年は日本人の私がいるということで、日本の曲を選んで扇子を持って踊ってくれた学校もありました。

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クリスマスシーズンということで、「クリスマスコンサート」として行う学校もあります。

この写真の子どもたちは、仏教徒、イスラム教徒、キリスト教徒とみんな信ずる宗教は違いますが、みんなクリスマスを楽しんでいます。

そして大抵最後にはファンキーなサンタクロースが来て飴をばらまき、ノリノリのクリスマスソングを流してみんなで自由に踊って終わります。

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また、注目してほしいのがステージ装飾です。どこでもステージ装飾を頑張りますが、ここでは、バナナの木の幹に校庭に咲いている花を差して装飾をしていました。自然のものを使ってきれいに装飾するのもスリランカではよく見られます。

その他、通常の学校のコンサートも盛大に行われます。私は、大家さんの子どもたちが通う女子校のコンサートに行かせていただきました。さすがに中高生たちはクオリティの高い発表をして、とても盛り上がります。

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地域の老人会のコンサートも盛んに行われています。みなさん、しっかり腰が伸びてとてもお元気です。こういった歌やダンスの習慣があるのは高齢者のみなさんにも良いことなのかもしれません。

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わたしもスリランカに来て、職場で開かれたコンサートに参加し、歌ったり踊ったりしました。私は歌や踊りに苦手意識があったのですが、多少下手でも周りがとてもほめてくれるので、スリランカに来て歌や踊りが好きになりました。

つい「上手に歌わないと、踊らないと」とそればかりを気にしてしまっていましたが、自分にできる限りで楽しめばいいんだなと思うことができました。

障害があってもなくても、小さい子から高齢者のみなさんまで、とにかく楽しく自分らしく歌って踊ることができるのは、豊かな人生を送ることにつながるなと思いました。

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