JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ 輝くコラパータな毎日

スリランカの正月は占星術で決められる

アーユボーワン!こんにちは!

記事の時期が前後してしまいましたが、

今回はスリランカのお正月について紹介します。

2023年のスリランカのお正月は4月14日でした。

スリランカの正月は毎年占星術で、何日の何時に年が明けるか決められます。

さらにスリランカの正月にはするべきことがあって、それも占星術で細かく決められます。

上の写真には、今年のスリランカの正月で行うべきことが書いてあります。

一部意訳すると…

「シンハラ正月は、4月14日金曜日の午後2:59に始まります。

4月14日金曜日の午前8:35からは仕事や家事をしてはいけません。奉仕活動をしましょう。(仏教徒の人は多くがお寺に行きます)

午後3:29に新しいカラフルな服を着て牛乳を吹きこぼす儀式を行います。

午後5:05に南の方角を向いて家族みんなで食事をとります。

4月16日日曜日、午前9:41にオイルを頭につけ、シャワーを浴びます。

4月17日月曜日、午前6:28白い服を着て南を向いて仕事初めに向かいましょう。」

このような感じで、時間やすること、着る服、方角などが決められます。

この日はスリランカのシンハラ人がみんな同じ時間に同じことをしています。想像するとおもしろいですよね。

わたしも大家さん家族と一緒に新年のお祝いをしました。

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まずはお寺に行ってお祈りです。

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家に帰るとテレビではお正月特番がやっていました。

ライブ中継で、新年までのカウントダウンが示されています。

年が明けた瞬間にはあちこちで花火があがったり、爆竹が鳴らされていたりととても賑やかでした。

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それから、次の吹きこぼしの儀式に向けて、素焼きの器にミルクを入れて火にかけます。

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無事に吹きこぼれました!豊穣の証です。

その後は新しい服を着てみんなで写真を撮ったり、この日最初の食事の準備をしたりしました。

私は大家さん家族から伝統的なろうけつ染めの巻スカートをいただき、新しく着ました。

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セレモニーが始まる前にはみんなで一か所ずつ火を灯します。

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シンハラ正月の伝統的な料理。甘いお菓子が中心です。

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お年玉のようにお金を渡しあったり、家長からミルクライスを食べさせてもらったりします。

お家の猫ちゃんにも少しあげました。

みんなで正月料理を食べた後は、実家や親せきの家に挨拶に行くそうです。

日本のお正月ととても似たところがあるな、と思いました。

私もその週末にあった親戚のパーティに参加させてもらいました。

たくさんの料理が用意され、みんなでおいしくいただきました。

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今回スリランカのお正月を体験して、家族や親戚と会って一緒に過ごしたり、新しい年が良い年になるようにと、いろいろな儀式を行ったりと日本と通じるものがたくさんあるなと思いました。

とても良い経験をさせていただきました。

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