JICA海外協力隊の世界日記

スリランカ 輝くコラパータな毎日

巡回先での一日

アーユボーワン!こんにちは!

今日は私が巡回先の障害児通園施設・職業訓練施設でどんな一日を過ごしているのか紹介します。

基本的には子ども達が施設に来るぐらいの時間に私も行って、一緒に授業に参加しています。

まず初めに、お祈りの時間です。

私の配属先地域では仏教徒が多いので、仏像にお花を供えて火をつけてお祈りをすることが多いです。

そのあとは、国歌を歌ったり、運動したり、歌を歌ったり、ダンスをしたりすることが多いです。

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歌を歌ったりダンスをしたりするときは、日本の歌やダンスを教えて、と言われることもあります。

そんなときは、過去の隊員さんが作った日本でよくやる手遊び歌のシンハラ語バージョンを歌っています。

私がよく歌うのは「大きな栗の木の下で」と「アブラハムの子」ですが、

特に「アブラハムの子」はみんな好きで、最後の方に出てくる「おしり」の歌詞の部分では大盛り上がりです。スリランカも日本も変わらないな、となんだか微笑ましくなります。

そして、新しい集団遊びや、作品制作を教えてほしい、という依頼に合わせて、

何かしらのアクティビティや制作のアイディアを用意していって、授業をします。

日本の特別支援学校では定番だった、ペットボトルボウリングや魚釣りゲームは、やはりこちらでも盛り上がります。

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ペットボトルの装飾をしたり、魚釣りゲームで使う魚を手作りするところから始めると、みんな特に興味を持って取り組んでくれるようです。

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年齢も障害の程度も様々なので、人手が少なくてもできて、みんなが楽しめて、ついでにちょっとお勉強もできるアクティビティはなんだろうと頭を悩ませる毎日です。

その他、この子の支援をどうしたら良い?と相談されることも多いです。

足が不自由な子、施設に通い始めたばかりで、走り回っている自閉症の子、目が見えづらくて聴覚過敏のある子、教室にいたくなくて一日中泣き叫んでいる子…

人手が少なく、個別の支援がとても難しい状況ですが、先生や保護者と話をしながら、少しずつ支援の提案をしています。

そうして過ごしたあと、子ども達が早めのお弁当を食べている間にお茶を飲みながら、先生たちといろいろなおしゃべりをして親睦を図り、

個別の学習では、数字や文字の勉強のサポートをして

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作業学習の授業に参加して

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1時過ぎくらいに帰る子ども達を見送ります。

そのあとは、先生たちと子ども達への支援方法・指導方法について話をしたり、困っていることなどについて聞いて、次の予定を立てたりしています。

これまでに培ってきた知識や経験の引き出しから出来る限りの提案をしていますが、スリランカの現状の中でできることは何か考えたり、その上で自身の足りない知識を新たに勉強したりすることも多く、本当に学びが多い毎日です。

先生たちとたくさん話し合いをしながら、この場所に合ったものを一つずつやっていこうと思います。

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