JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

念願の講習会

任地内にある小さな大学、その大学の一室にぱらぱらと集まってくる酪農家さん達。

たくさん並んだ椅子の前にはプロジェクター・・・。

これこそが、以前からずっと僕が目指していた光景です!

みなさん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!

ヘネラルアルティーガスの渥美です!

先日、SENACSA(国立家畜衛生局)とイタプア県庁の協力のもと、ついに任地に農業技師を招致して乳用牛に給与する飼料に関しての講習会を開催することができました!

想像以上に多くの出席者があり、酪農家はもちろん市内の農業大学の学生もたくさん参加してくれ、とても活気のある講習会になりました。招待した酪農家さん達が積極的に質問をしている姿を見て、今まで伝えようと努力をしてきたことが少し伝わったのではと思い、嬉しくなりました。

以前から農業技術者を招致して小規模酪農家のための講習会の開催を考え、各方面に働きかけていたのですが、肝心の技術者が見つからなかったり、手の届きそうなところまで諸手続き等が進んでも延期や中止が相次いだりと、なかなか実現には至りませんでした。諦めきれず、何度も試みている中で実現できない要因が少しずつ見えてきました。

これまでの最大の原因は、講習会のみならず活動においても何でも一人でやろうとしていたことにあったと思います。

どのような事柄でも協力者を見つけ出し、周りの人々を巻き込んでいくことで驚くほどスムーズに事が運んで行くのだなと勉強になりました。今回の講習会でも上の写真、左側に立っている2人が開催にあたり尽力してくださいました。ご協力ありがとうございましたm(_ _)m!

私たちのプロジェクト(小規模酪農家に対する技術支援)においては多くの人々に自分の活動をみせて興味や印象を持ってもらうことはとても重要です。彼らの注目を集め、自分が何のためにヘネラルアルティーガスに来たのか、酪農家さんたちに何ができるのかを説明しながら実際にやってみせる。また、こういった講習会を頻繁に開催することで、プロジェクトに参加することにより新しい知識が得られるというメリットや農業に関係する団体とのつながりを持つことができるというメリットもあるということをアピールすることにもつながります。

文字にしてみると簡単ですが、活動開始から今まで、これらに取り組んできました。うまくいかないことや目に見える成果がでないことに焦りを感じたこともありました。

僕の任期は残りわずかとなり、少しずつ最後の時を見据えての活動に移行しつつありますが、以前のように目に見える成果を求めて焦ってしまうような気持ちはなくなりました。今はただできることを任地の酪農家さん達と一つ一つ取り組んで、一人でも酪農技術の発展に積極的に取り組む酪農家さんを輩出することを目指してコツコツやっていきます!

・・・。今回はまじめな渥美翔でお送りしましたっ!

それでは、\(^o^)/のちほどっ\(^o^)/

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